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No.59 何も為さないのに、何でも為してしまう | 林英臣.com
《老子・第三十七章》
「(天地自然の原理である)道は、常に何も為さないでいながら、為さない事が無い。支配者がもしよくこれを守れば、万物はまさに自然に化育されていく。
化育されても、なお作為の欲望を起こすようであれば、私はこれを鎮めるのに無名の樸をもってする。無名の樸であれば、またまさに無欲となるだろう。
欲しないで静かであれば、天下は自然に定まるのだ。」
無為とは、『何もしない』ということではない。
『わざとらしいことや無理をしない』ということ。
徹底して、『法則』に対する認識に基づいて行動すること。
質朴の気風を養って我欲を鎮め、無欲恬淡であること。
そうしていると、ホントにうまくいくようになる。
不思議なものだ。
ヨガに限らず、周りを自分の思い通りに動かそうとすると、すぐに行き詰る。
小賢しい恣意や作為によって、自ら滅びの道を歩いてやしないだろうか?
他人のアラ探しばかりして、自己の内面の充実から目を背けていないだろうか?
他人を自分の思い通りに動かすことなんてできないことを忘れてはならない。
私心をなくすほど、うまくいくようになる。
肩肘張らずに、あるがままに生きていきたい。