2014年2月13日木曜日

ありふれた幸せは 思えばこんなに素敵でした。

この曲を、龍宮神社での舞で使いたい(まるで、龍宮城まつり前夜祭のPV)。




豊玉姫が山幸彦との忘れられない思い出を想う。

思えば、ありふれた幸せは、こんなに素敵だったと。

人は誰だって、大切な人のことを想うと、泣いてしまう。

たまてばこには、そんな豊玉姫の想いが詰まっている。


山幸彦がたまてばこをあけるとき、ふたりの魂は再会する。


そんな舞を観てみたい。


当日、泣きたいな。


和楽・紅一葉 

吹きし恋風 ひらりはらはら
君の肩ごしに紅一葉
ただ寄り添へば 心通ふと
薄雲のはたてに物ぞ思ふ

瓦斯灯が照らしてた 遠くの笛の音 御神楽太鼓
ありふれた幸せは 銀座の柳が見てゐました

いつか話さう 出会へた喜び
淡き愛しさ 知らずにゐた

吹きし恋風 ひらりはらはら
君の肩ごしに紅一葉
ただ寄り添へえば 心通ふと
薄雲のはたてに物ぞ思ふ

穏やかに流れゆけど 時なく映ろふ誘ひし火影
過ぎ去りしものは全て 私の傍を離れません

日々を漂ひ 願ひよ届けと
両の手合はせて 落つる涙

胸に秘めたる 思ひ出がある
君の肩ごし 桜紅葉
から紅に 水くくる今 この愛を 永久に捧ぐ

吹きし恋風 ひらり舞ひ散れ
今宵暗夜を 紅く染めて
ただ寄り添つて 抱かれてゐたい
悲しみが 空に消えるまで


『和楽・紅一葉』歌詞解説と意訳|文語調歌詞担当:綾部ふゆより