2019年2月28日木曜日

基本の動きを積み重ねるということ~関節の構造を守る

安部塾では、こんな感じの「転がし」をみっちり練習します。

かかと→足首→母趾球の転がし

基本の動きを、「できている」と誤認しないで、修正を重ねることに集中します。

積み重ねと積み上げが、無駄のない美しい動きの源だと考えます。


関節の動きは、骨の形状によって、おおまかに決まります。

関節の動き

関節の構造上、無理な動きというのが存在します。

動かない方向に無理に動かせば、壊れてしまいます。

一方、動く方向に動かしていないと、やはり壊れてしまいます。

正しく動かすことで、関節の構造を維持できるということです。

筋骨格のキネシオロジー 股関節

筋骨格のキネシオロジー 股関節

股関節のおおまかな動きだけでも、これだけ理解する内容があります。

意のままにコントロールしようと思えば、それなりの練習が必要です。

これに、関連する筋肉やら靭帯やら覚えなくてはなりません。

身体操作指導者=終わりのない学びの日々を送る人なのです(笑)。


「うまい話」なんて存在しません。

ついでに言うと、運動連鎖も理解しておかないといけません。

運動連鎖

覚えることが、山ほどあります。

そして、身についたぶんだけ、身体の動きが滑らかに美しくなります。

これほど楽しいことがあるでしょうか? これ以上の喜びがどこにあるのでしょうか?

まあ、交友とかいろいろありますが(笑)


思い通りに自分の身体が動くというのは、とても大切なことだと思います。


この数日、距骨と閉鎖運動連鎖の解説をしています。

閉鎖運動連鎖

こんな簡単な動きも、ちゃんとやるのは困難を極めます。

きちんと動くようになると、ただ足首を曲げただけで人の心を打つことができます。

そこにこめられた想い~積み重ねた練習量が、透けて見えるからです。

まあ、別に、人の心を打つために練習するわけではありませんが(笑)。


動きがきたないのは、デメリットしかありません。

関節も壊れますしね。

動きは美しいにこしたことはありません。

関節も守れます。


このあたりの解説を、オンラインサロンや、3月の下関集中講座東京集中講座薬院校集中講座大阪集中講座でやっていきます。

御参加、お待ちしております。