2019年2月13日水曜日

立って上体を前に倒して床に手をつく(立位体幹前屈)を楽にする。

エッセンシャル・キネシオロジー215Pより

身体を前方に向かって屈曲させるには、股関節や腰背部ある筋と、その他の軟部組織の柔軟性が重要な要素となる。
腰椎骨盤リズム 正常な腰椎と股関節の屈曲

股関節屈曲を制限するハムストリングスが緊張している状態。

腰背部の柔軟性によって、体幹の前方屈曲の可動域がほとんど制限されない。

腰椎骨盤リズム 股関節屈曲制限・腰椎過屈曲
これに相対する状態は、腰背部は硬いが、股関節の柔軟性(たとえば、ハムストリングスの柔軟性)が増大することで、十分な量の前方屈曲が得られる。

腰椎骨盤リズム 腰椎屈曲制限・股関節過屈曲

二つの代償的な前方屈曲姿勢。

ある部位に異常がある場合、その他の部位に対する代償の要求が大きくなる。

その結果、代償を行う部位へのストレスが原因となって障害が発現する可能性が出る。

引用・抜粋ここまで。


そんなわけで、立位で体幹前屈して床に手をつく場合、「どこに制限があるのか?」を観察するといいです。

制限がある部位の機能を改善することで、楽に床に手をつくことができるようになります。


2月21日(木)の、大阪集中講座で詳しく解説します。