2015年7月28日火曜日

腰痛や肩こりの改善には、不安や恐怖をなくすことからはじめるのもいいかもしれません。

脳と腰痛まとめの図

『脳が、幻の痛みをつくりだす』

最新医学の常識として、よく知られるようになりました。


1992年頃に、「その痛みは、あなたがつくりだしてるんですよ」って言ったら、「俺が悪いていうとか!!」と激怒されていました。

時代が変わったなって思います。


安部塾では、腰痛や肩こりは『抑圧された感情』が引き起こすと考えます。

怒りや悲しみを抑えて、意識の外に追いやることで、筋肉が機能不全を起こすという仮説です。

1回目の痛みが出ると、その痛みに対する恐れが生まれます。

そこから、慢性の痛みが続くということになります。


怒り・悲しみ→不安・恐怖→慢性痛(逃避的・攻撃的な言動)


『素直な感情表現をする』ことで改善していくのが、本道だと思います。

が、しかし、それができるくらいなら、そもそも痛みはでてきません。

なので、遠まわりではありますが、姿勢と呼吸と動きの改善を徹底します。

筋肉に封印された感情を、物理的次元で解放することを目指します。


『正確無比な型』を練習することで、『痛みをつくらない脳』に変えていくのです。


安部塾に通うことを楽しめるようになると、表情が劇的に変わります。

それは、脳が痛みをつくらなくなってきた証です。

自分に対する信頼感が生まれると、他人を操作しなくなってきます。

それにつれ、病気になることで他人の気を引く必要がなくなるのです。


『疾病利得』という言葉が、よく知られるようになりました。

『疾患によって得る心理的・社会的・経済的利益』のことです。

『疾病利得』で検索をかけてみてください。

不安・恐れが痛みをつくりだすメカニズムがわかると思います。


『依存するための言い訳として、痛みを利用している』

それが理解できれば、嘘みたいに痛みが消えます。

依存による利得を正当化している限り、痛みは消えません。

身体の痛みは、心の痛みそのものなのです。


口では「改善したい」と言いながら、改善するための行動は起こさない・・・・・・

痛みに依存する人たちの特徴です。

痛みがなくなると、依存できなくなりますから。

イントラさんから、そんな人たちの欺瞞に対する不満を伺うことがたまにあります。


改善する気がない人に指導する虚しさは、過去に僕も味わってきました。

なのでいまは、改善する気がある人たちに、身体操作を教えています。

痛みに依存したい人は、そうしていればいいと思えるようになりました。

依存者本人の問題に口を出すのは、イントラの仕事ではありませんから。


『依存者本人が、自分で痛み=ふしあわせな状況をつくりだしている』

育成講座で、塾生によくお話しているネタです。


大手門に行かなくちゃなので、このへんで。