2019年5月8日水曜日

呼吸と骨盤底筋群と腹横筋と。

今日のレイゾーナでの解剖の講座は、前回に続いて『体幹』。

呼吸のメカニズムと、骨盤底筋群と腹横筋の実技解説をやる予定。

昨日、塾生講座で少し予行演習をした。

はじめての人には難しいようなので、課題を減らして深くやっていきたい。


呼吸と骨盤底筋群と腹横筋の資料をつくったので、オンライン講座にも解説文をアップした。

オンライン講座

正常呼吸ができている人は、驚くほど少ない。

腰椎の安定性を確保できている人は、さらに少ない。

骨盤底筋の締まりを感じることや、どこに骨盤底筋があるのかを感じるのも難しそうだ。

腹斜筋の活動を最小限にして腹横筋を活動させるのも、なかなかうまくいかないようだ。


不思議なことに、体幹が不安定な人ほど、派手な動きをやりたがる。

体幹が安定している人は、地味な動きを好む。

少し観察してみるとすぐにわかるが、体幹が不安定な人は、他人を変えたがる。

体幹が安定している人は、自分を変える。


思うに、自分を変えるということは、体幹を安定させるということなのだと思う。

コアスタビリティとは、そういうものなのだ。


ゴールデンウイーク集中講座では、基礎の基礎を地味にみっちりやった。

老化とは、謙虚さを失うということらしい。

自分を偉いものと思わず、素直に他に学ぶ気持ちがあること。

自分の能力や立場を正確に把握することは、うまく生きていくための基本だ。


身体操作が下手な人たちは共通して、傲慢・横柄だ。

体幹が不安定=態度が悪いと考えたらいいと思う。

きちんとした姿勢で講義を聴けない状態で、謙虚に振る舞うのは不可能だと思う。

謙虚さには、体幹の強さが必要だから。


体幹が不安定な人が上から目線なのは、弱いからである。


今日の講座は、呼吸と謙虚さのお話から始めようと思う。