2016年4月3日日曜日

足関節底屈(=屈曲)・足関節背屈(=伸展)と内返し・外返し

今日は、門司にレッスンアシスタントをしに行ってきました。

足関節の屈曲と伸展がこんがらがったそうなので、記事にします。

足関節底屈(=屈曲)・足関節背屈(=伸展)

底屈

底屈とは、足首の関節(足関節)の動きの向きについて説明する言葉で、関節を足の裏(=足底)の方向に折り曲げる運動の向きのこと。

 具体的には、つま先立ちするときのように、足(=足首から先)を下腿(=すね)からまっすぐにする運動を指す。

 底屈と反対の向きの動きを背屈という。ちなみに、手首については、底屈は使わず、手のひら(=手掌)側に曲げることを掌屈(しょうくつ)という。

 底屈は、本来、みなその関節の「屈曲」の動きと定義されているので、屈曲と呼んでもよい。しかし、足首を足の裏側に曲げる運動で、すね(下腿)と足はまっすぐになるので、感覚的にはこちらが伸展の運動で、足の甲(=足背)を上げる(反らす)運動が屈曲のように感じてしまう。そこで、足首の運動は「屈曲」と「伸展」の他に、足底の側に曲げる=「底屈」と、足背の側に曲げる=「背屈」という名前で呼んでもいいことになっている。

引用ココマデ


まあ、混乱しますよね。

ところで、足関節とはどこのことでしょう?

距腿関節(きょたいかんせつ)です。

なので、軸はこうなります。

足関節の、屈曲・伸展軸

■内果下端と外果の最突出部を結んだ線

・膝軸に対し、外捻20°~30°

・脛骨軸に対して内側が高い(85°)


■底屈・背屈の運動軸

・脛骨内果下端と腓骨外果の最突出部を結んだ線。

・完全な水平~運動軸ではない。

膝軸に対して外方へ傾き、脛骨軸に対して内側が高い。

→底屈時には、足底はやや内側を向く(底屈ではわずかな内転と内がえしを伴う)。

→背屈時には、足底はやや外側に向く(背屈ではわずかな外転と外がえしを伴う)。


■足関節の可動域

・背屈(伸展) 10°~20°

・底屈(屈曲) 20°~50°


復習内容はこのくらいかな。


距骨の向きは前外側を向いています。

なので、背屈(伸展)時には、足底はやや外側を向きます。

底屈時には、足底はやや内側を向きます。


距骨下関節では、内返し運動と外返しができます。

・内返し運動→足部の底屈(屈曲)+内転+回外

・外返し運動→足部が背屈(伸展)+外転+回内

内返し・外返し

関節構造に合った動かし方を、復習してみてくださいね。