10月から指導者養成を始めるので、教科書=テキストをつくっている。
わけのわからない未知の専門用語が並んだ教科書には、僕自身がウンザリしてきた。
受講者に向けて書かれていない=何が書いてあるのかさっぱりわからない教科書は嫌い。
よく言われることだけど、『5歳児にもわかるような書き方』が好き。
根本的な本質をわかりやすく説明するのは難しい。
正確に詳しく知っていないと、相手の質問に答えることができない。
『どうにか理解してもらいたい』という熱い想いが必要なのだと思う。
専門用語で煙にまくなんてことはしてはならない。
専門用語を羅列している時点で、何もわかっていないということだから。
深く理解できていれば、相手の状態に合わせて噛み砕いて説明できるはず。
僕は、ヨガレッスンはキャッチボールとよく似ていると感じている。
相手がボールをどこに投げてきてもキャッチする。
そして、相手がキャッチしやすいところに投げる。
そんな、『相手に合わせる』という気持ちが大切だという気がする。
『やさしく、わかりやすく話す』
相手に理解してもらえるように言葉を選び、あるがままをそのまま表現する。
相手から理解してもらえないのではない。
理解してもらえる表現ができていないのだ。
知識をひけらかすように専門用語を使っても、相手に真意は伝わらない。
わかっていない人ほど、多くの言葉を使って相手を説得しようとしてしまう。
難しい言葉を使うほど、自分が言いたいことが曖昧になってしまう。
わかりやすい、やさしい言葉を使うほど、自分の気持ちが明確になる。
僕の流れを組みたい人には、わかりやすい、やさしい言葉を使って欲しい。
僕自身、そう心がけているから。