2024年8月16日金曜日

おへそを縦に長く伸ばすように意識しながら息を吸う。

 安部塾では、呼吸には陰陽があります。

■吐く=陰

■吸う=陽

 基本的な経験則として、前屈みになるときに息を吐き、胸を開いて体の前面を拡張するときに息を吸います。鼻からゆっくりと深く息を吸い込み、空気が肺に満たされるにつれて胸部と腹部が膨らむようにします。次に、鼻からゆっくりと息を吐きます。これを繰り返します。

 呼吸は構造的な配置や、身体の保持、認識、動きのパターンと深く関係しています。呼吸を意識​​することで、関節の圧迫やその他の不均衡を姿勢や態度から排除することができます。

 呼吸に集中し、意識​​することで、呼吸のコントロールが脳幹(延髄)から大脳皮質(脳の進化した部分)に移ります。その瞬間、心が静かになり、穏やかな意識が生まれます。その結果、感情的なストレスやランダムな思考が起こりにくくなります。つまり、基本的にシステム全体が休息します。感情的および物理的な障害が排除され、身体と心が解放されます。呼吸を意識したヨガの練習後に、「気分が良い」という効果が得らる理由です。

 安部塾では、おへそを縦に長く伸ばすように意識しながら息を吸うように誘導します。吐くときは、胸郭下部が脊柱を保護するように動かすように意識させます。

ウジャイ プラナヤマ(勝利の呼吸)

 ウジャイ呼吸は、リラックスさせると同時に活力を与えてくれる、海の音に少し似た呼吸です。鼻から深く息を吸い、喉の奥を少し収縮させ、鼻から息を吐きます。喉が締まっている感じがしてはいけません。アーサナの流れ全体を通して実践されるウジャイ呼吸の安定性は、心身を現在の瞬間に固定してくれます。

①目を閉じて、鼻の下を見つめるイメージで、優しく微笑んで、呼吸を長くし始めます。

②ささやくときのように喉の奥を少し閉じます。口を閉じたままにして、喉の奥を通る空気の流れを感じます。

③呼吸に耳を傾けると、呼吸が豊かになります。吸う息と吐く息の音と長さが同じになるように保ちます。