SBL全体の関連性を用意に実施できるテストは、膝を伸ばした状態で趾指に触れるように対象者を前屈させる。このテストでは背部両側の輪郭と両手の静止位置を注意深く観察する。対象者には、背部両側がどのように感じられるかに注目させる。
対象者を立位に戻し、片足だけでテニスボール(頑健な対象者にはゴルフボール)を転がしながら足底筋膜深部に入れさせる。早く強くではなく、ゆっくりと十分に圧をかける。これを、5趾指すべての球から後ろの踵の前端まで全領域にいきたわるように少なくとも2~3分間続ける。
次に、対象者をもう一度前屈させ、背部輪郭の両側差と床から左右の手指先端までの距離を観察する(対象者の感じ方の違いを訪ねてもよい)。ほとんどの場合、この運動で、小さな一部が全体の機能にどのように影響するかをドラマチックに示すことができる。これは多くの人々に効果があるが、全員というわけではない。
これは治療としての効果もあるので、違いを評価した後、反対側でも同じ手順を行なう。
立位体前屈テスト |
膝を伸ばした状態での前屈は、SBLのすべての路線と駅に関連し影響を及ぼす。1カ所にこのテストを行なった場合、足底筋膜のこの動きに伴って、ラインに沿ったすべての場所で動きと長さに影響が生じる。右の足底面にこのテストを行なうと、右腕のほうが低く垂れ下がる。
※参考文献・引用元 「アナトミートレイン第3版 医学書院」
なかなかハムストリングス(ももの後ろ側の筋肉)がやわらかくならない場合、足底筋膜がうまく機能していないために緊張性ハムストリングス問題を引き起こしている可能性があります。この場合、先ほどのテストを行なうと改善することが多いものです。安部塾では、足底の機能を重要視しており、深くゆっくりとした圧を加えるように指導をしております。