2020年1月30日木曜日

身体の動きが悪い人は「指示された通りに動かずに、必要な動作をすべてスッ飛ばし、雰囲気で無自覚に創作した動きを、勝手に挿入してしまう」傾向があるように思います。

昨日のTwitterより














身体操作指導で行き詰るのは、実は動かし方そのものではありません。相手が「指示された通りに動かずに、必要な動作をすべてスッ飛ばし、雰囲気で無自覚に創作した動きを、勝手に挿入してしまう」からです。指導者が出している指示と、全く違う動きをしてしまうのです。

一連のTweetに書いてある通りなのですが、「書いてある通りに読ま(め)ずに、助詞や接続詞を平気で飛ばし、雰囲気で意味が通じように、自分で無自覚に創作したものを、勝手に挿入して発音する」のです。「書いてある通りに読むほうが難しい人」にとっては「自分で勝手に創作する方が簡単」なのです。

指示通り正しく動くのが難しい人にとっては、自分で勝手に動きを創作する方が簡単なのだと思います。指示通りに動けない人が即興系のダンス(舞踊)をやった場合は、特に悲惨なことになります。即興の動きこそ、圧倒的な国語力を必要とします。書いてある通りに読めない人が、即興で動くのは難しいのです。身体言語を使う方が難易度は高いのですから。

身体操作指導者の多くが、「解説した通りにわかろうとしない人たち」が結果を出すことができないことを、日々実感していると思います。安部塾では、定型の誘導句を繰り返し読むことをおすすめしています。オリジナルを入れず、先人が練りあげてくれた言葉を素読するのが最良の道だと考えています。定型の誘導句を型通りに唱えれるようになったとき、自在に変化する誘導が可能になるはずです。

指導される人は、指導者の言葉に集中して、余計なことを一切せずに、解説の通りに動くことが肝要です。