2020年1月16日木曜日

劣等感が深刻な人がエクササイズをするとケガが多くなる理由

今朝、ラグ活に行ったジョイフルで、加藤先生の本を読みながら連続Tweetしました。

ポチポチしながら、「エクササイズでケガをする人って、劣等感が深刻化しているんだな」って理解しました。わかりやすい例がダイエットです。動機が自慢するため(ほめてもらうため)だったりするので、結果は大きくふたつ。「途中で挫折する」か「身体を壊すまで無茶する」かです。当然、どちらの場合も、見た目はダメです。

これに対し、エクササイズが楽しくて仕方がない人はケガをしません。そして、その見た目は人の心をわしづかみにする感じです。姿勢・動き・呼吸のすべてが美しいのです。

何が違うのかというと、良い人間関係をもっているか、人間関係を破綻させているかだと思います。人間関係が希薄な人は、エクササイズを楽しめていないのではないかという気がします。

劣等感ベースでエクササイズしている人は攻撃性が高まり、分泌されるホルモンも攻撃用のものばかりとなります。結果、美しい身体にはなりません。ストレスホルモンまみれになるので、肌は荒れるし、眼だけギラギラした怖い顔になってしまいます。

そんなときは、里神楽を観てミラーリングしましょう。



里神楽は良い人間関係がもてていないと舞えません(協働作業ですので)。舞人ばかりに目がいきがちですが、支えている楽人とか支援者を観るのが、私の楽しみです。面、衣装、道具をつくっている職人さんまで含めて、良い人間関係がもてていないと舞は舞えません。劣等感を消していくヒントが満載です。

話を戻して、劣等感が深刻な人が筋トレやストレッチングをすると、オーバーワークで関節障害や肉離れを起こしがちです。現在の自分にとっての適正なエクササイズではなく、優越するためのエクササイズを始めてしまうからだと思います。結果、かえって劣等感を深刻化させてしまうことになります。

逆に、「優越できないのであれば、エクササイズすることに意味を見いだせない」という人もいます。この場合は、健康の維持に必要な運動量が確保できないという展開になりがちです。自分にとって意味のあることができないのは、「すごい」と言われたいによく見られる傾向だそうです。

6年ほど前、「機能解剖学の知識が広まったら、エクササイズのケガが減るはず」と思っていましたが、知識が広まった後も、相変わらずケガは減っていません。何のことはない。ケガの原因は、ケガをするほどに深刻化した劣等感だったのです。機能解剖学を教える先生自身が、実は爆弾を抱えているというのもよくあることだそうで、先生の元を去ったスタッフが実情を暴露したりしている現状を見ていると、今後は劣等感について考えていかないといけないんだなって実感が強くなります。

明日から東京集中講座なので、塾生講座で「劣等感のお話」をみっちりやろうと思います。一般の講座でも、ストレッチングの解説のときに、少しお話しようと思います。