12年ほど前、スタジオプログラムがヨガ・調整系で溢れるようになりました。その後、ヨガ専門店が乱立増殖。「~ヨガ」と名前をつけて新ネタを乱造するも、すぐに飽きられてしまうために長くは続きません。敷居が低いため、すぐに飛びつけますが、思ったような効果は得られずにやめてしまうという状況になってきています。綺麗にもなりませんし、痩せもしませんから。
某氏が、「日本のヨガは、忍者村とか江戸村なんかと同じで、オリジナルによく似ているけど全然違うもの」だと言っていましたが、私も「雰囲気だけ寄せている状態」だと考えています。混沌を極めて自壊していっているわけですが、まともにやっている人たちはきちんと残っていくと思います。良い意味での淘汰が進むと思われます。
一方で、リフォーマーを用いたピラティスの個人指導は、安定しているようです。
2016年くらいから、筋トレブームが再燃してきています。2019年に、一気に爆発した感があります。「筋肉は裏切らない!」という流行語とともに、日常生活ではなかなか得ることができない達成感を確実に得られるのが、人気の理由となりました。「目に見える効果が得られる」のは、やる気の継続につながるのです。パーソナルトレーナーをつけての筋トレも普通になりました。
この記事面白いです → 【筋トレしすぎた人の末路】マッチョと生きてきたからわかる19のこと
文字通りの「自己燃焼感覚」は、人生をとてもしあわせな時間に変えてくれるのです。似非スピ・キラスピが社会問題化してきつつありますが、多くの方が証言するように「筋トレにリソースをつっこんだ方が建設的な結果が出せる」ので、筋トレにシフトする傾向が強くなってます。筋トレのやり方もスタイリッシュになりました。ヨガインストラクターは似非スピにハマりやすい傾向があるようで、似非スピにハマることで顧客を失うという展開も多いようです。
ヨガブームは終焉を迎え、筋トレは急速な進化を遂げると思います。社会全体が「体験型」にシフトしてきていますし、そもそも「動ける身体」でないと体験はできませんから。高いレベルで行う筋トレは、人生を飛躍的に素晴らしいものにしてくれます。筋肉はもちろんですが、靭帯や骨格も裏切りませんから。エクササイズレベルを上げていくことを心がけて生きていくことが大切だと思います。
というわけで安部塾では、今日も地味すぎる筋トレやります。