2016年2月13日土曜日

足底のアーチと身体の揺れの制御~足と眼の機能不全


最近、ブーム再燃中の『足裏(底)のアーチ』。


足裏のアーチ
 横から見たイメージ。


足裏のアーチ

■足底のアーチの作用

・横アーチ=体の前後揺れの制御

・内側縦アーチ=身体の左右(横)揺れの制御

・外側縦アーチ=体のねじれ揺れの制御


■足底のアーチの構造

・横アーチ(遠位)
第1-5中足骨で構成。母趾内転筋により支持。

・横アーチ(近位)
楔状骨と立方骨で構成。長腓骨筋により支持。

・内側縦アーチ
第1中足骨、楔状骨、舟状骨、踵骨、距骨、で構成。
母趾外転筋、長趾屈筋、長母趾屈筋、後脛骨筋、前脛骨筋により支持。

・外側縦アーチ
第5中足骨、立方骨、踵骨で構成。長腓骨筋、短腓骨筋により支持。


■立ち方と足裏の接地面。

立ち方と足裏の接地面
立ち方と靴の減り方。

靴底の減り方1

靴底の減り方2

こんな感じですね。


で、外側縦アーチといえば、安部塾名物腓骨筋です。

腓骨筋

長腓骨筋の走行は、腓骨上方~足のかかとの外側~足裏~親指の付け根。

かかとの外側から斜めに内側の親指の付け根に腱がつながっています。

小指側にある立方骨から回り込む構造ですね。

ベクトルをイメージできれば、なぜ外側縦アーチができるか理解できると思います。


足底面を斜めに走行しているので、横アーチの保持もやってます。


腓骨が落ちると、身体の安定性がなくなります。

足関節が不安定になりますからね。

なので、安部塾では鬼のように腓骨筋の機能改善をやります。

膝下の機能不全は、視機能の機能不全につながります。


元々視機能に問題がある場合、詰みます。

眼の機能改善と足の機能改善を同時にやることが大切な理由です。