2020年8月20日木曜日

美しい体型と、動きと呼吸の同期。

 安部塾グループレッスン・コアプログラムをまとめ直しました。現場で読みあげながら、「あぁ、ほんとはここまで厳密に動きに呼吸を合わせないといけないんだよな」と実感いたしました。美しい体型の方々の動きと呼吸を観察してみると、その思いがさらに強くなります。体型が崩壊している人の動きと呼吸は同期しておらず、不安定です。動きと呼吸の崩壊が招く連鎖について調べるほどに、動きと呼吸を連鎖させる練習の重要性をお伝えしていきたくなります。

 いい機会なので、これまで省略していた「小さなこと(些末なこと)」をきちんとやるように指導しています。ほんの少しの気のゆるみが、後々のさまざまな崩壊につながります。体調が良くない人ほど、小さなことをきちんとやりません。ダムや堤防の決壊と同じく、小さな穴を放置してしまうと、すべてが崩壊してしまうのです。そしてその損害は甚大です。

 避けるべきは「急」な動作です。急な動作は呼吸と同期させづらいため、動きと動きのつながりが悪くなってしまいます。動きと動きがつながらない場合、体型はそれに対応して「動きづらい構造」に変化していきます。動かなければ問題は悪化しないためなのですが、体感的にはしんどくなってしまいます。

 来月にかけて、誘導するときの言葉を考えていきたいと考えております。合わせて、理解しやすいように、わかりやすいイラストを描いていく予定です。中心軸や正中線、動きのベクトルやリズムなど、動きを描くためのいろいろなテクニックを具現化してまいります。

 現実世界の私の体型の変化をリアルタイムに見ている方々は、私が実践している方法論の効果に納得していただけると思います。「やさしい」「簡単に」「すぐに」「楽して」などという小手先の方法論の中身のなさを理解していただき、決して安易な方向に流れることのないよう、王道をいってもらえるように厳しく当たって、きっちりと結果を出していこうと考えております。

 明日からの東京集中講座で、コアプログラムと美術解剖学を融合した解説をいたします。8月27日(木)の大阪集中講座、29日(土)の神戸集中講座、9月5日(土)の下関集中講座には、東京集中講座でさらに改善したコアプログラムを解説できるかと思います。御参加、お待ちしております。