まずは、僧帽筋のトリガーポイントの地図を見てみましょう。
僧帽筋の関連痛地図 |
赤いところが実際に痛みを感じるところ。
×印がトリガーポイント。
こうやって見ると、痛いところをもむという発想がマズイことがよくわかります。
中部僧帽筋は近いところにポイントがありますが、上部・下部は離れています。
さて、ストレッチングですが、意味を理解してやらないと危険だと考えています。
機能解剖学を理解してストレッチングをすると、トリガーポイントにアプローチできます。
活動性のトリガーポイントを、非活動性(潜在性)に変化させれるのです。
うまくいけば、トリガーポイントを消し去れます。
塾生講座で解説した、僧帽筋下行部(上部線維)について再解説してみます。
起始は、後頭隆起の外側・後頭骨上項線の内側1/3・項靱帯を介して頚椎棘突起・第7頚椎棘突起に付着しています。
停止は、鎖骨の外側1/3・肩甲骨の肩峰周辺に付着しています。
上図の赤丸部を確認してください。
静的ストレッチングの基本は、起始と停止を遠ざけることです(上図の赤矢印)。
マニュアル的には、こんな感じになります。
僧帽筋のストレッチング |
ただこの型を、意味もわからず適当に真似するのと、理解してやるのとでは効果が違います。
起始と停止をイメージすると、センスがいい人なら、感覚がまるで違ってしまうことがわかるはずです。
安部塾のストレッチングは、痛気持ちいいところまで伸ばしません。
セーフティゾーンを超えないように、「気持ちがいい範囲」を守ります。
特に、トリガーポイントまみれの筋肉は強度が落ちているのでなおさらです。
できれば、ソフトタッチでアプローチしてからのストレッチングをオススメします。
ここまで解説すればわかると思いますが、いわゆる肩こりのストレッチングは下部僧帽筋に注目する必要があります。
安部塾でキャットバックが徹底される理由でもあります。
キャットバック |
今日15:30~の塾生講座は、上図のポーズの意識の仕方を、鬼解説します。
で、そこからのキャットポーズ。
猫のポーズ |
これまでは、違う身体になったように感じれるかもしれません。
センス次第ですが(笑)。
呼吸ですが、今回は、
5秒(4カウント)吸って型をつくる→5秒(4カウント)吐いて伸ばす→5秒(4カウント)吸って中立へ→5秒(4カウント)休む→……
というIBUKIの基本呼吸でやっています。
自画自賛的に、IBUKI最高です(笑)。
それでは、今日も薬院校でお待ちしております。
13:30~薬院校グループレッスンあります。
一般の方も参加できます。
僧帽筋ほぐしをどうぞ♪
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