2018年4月16日月曜日

母指の正しい使い方が愛を生む~母指と小指が寄り添う動きと母と子が寄り添う姿

昨日、下関で母指の大切さについて解説してきました。

母指CMC関節からの運動

ヒトがヒトになれた理由のひとつは、母指CMC関節から動かせるようになったことです。

※母指CMC関節=母指手根中手関節

母指CMC関節からの運動

安部塾では、できるだけ母指MCP関節(中手指節関節)から動かさないように指導します。

母指 CMC・MCP・IP関節

母指CMC関節は鞍関節です。

■鞍関節
両関節面が鞍の背面に相当する、互いに直角方向に働く二軸性の関節。
鞍状の関節面が直交するように向き合い、二軸を中心にした回転運動をおこなう。

運動方向が二方向に制限されます。

両方の関節面に凸面と凹面の部分があり、 2 つの「鞍」が互いに凸面を凹面に合わせて結合している構造だからです。


鞍関節のモデル
この構造が、愛を生みます。

母指と小指の対立運動は、愛情を育てる動きです。


下関にあるこの像のイメージです。

二の尼と安徳天皇
母指と小指が寄り添う動きと母と子が寄り添う姿。

その意味を考えることができれば、人生が変わります。


母ではありませんが(笑)……

爺と孫的な(笑)
抱けるのは、母指の機能あってこそです。

母指は愛を生む指なのです。