2017年2月1日水曜日

心と心をつなぐ指技~レイ・ゾーナでのボディトリートメント講座

本日の、レイ・ゾーナでのボディトリートメント講座参加者の復習用引用記事。


二点弁別閾より

ドイツの生理学者であるE.H.ウェーバーは、皮膚感覚に関する実験的研究を行い、数多くの発見をしました。

その研究の中の一つに、コンパスの2端で同時に皮膚を刺激した際に、1点としてでなく2点として感じる最短距離を求めたものがあります。

彼の測定結果によると、舌端がもっとも鋭敏であることが分かりました。そのために舌で触った虫歯の穴は大きく感じるのです。

体肢では遠位、すなわち体幹に遠い方、特にその前面が敏感です。また測る方向によっても異なり、体肢についていえば横の方向は縦の方向よりも敏感です。

2つの刺激が物理的に異なっていても、その差があまりにも少ないと、その差が区別できない。

感覚的に区別できる最小の刺激の量的、ないし質的差異を弁別閾(difference threshold, difference limen)あるいは丁度可知差異(just noticeable difference, j.n.d.)といいます。

引用ここまで

二点弁別閾より

体表面上の2点に機械的刺激をあたえたとき,視覚によらずにこれらが別々の刺激によるものであると識別できる最小の距離を二点弁別閾という。

二点弁別閾は部位によって大きな差があり,一般に指先や口唇などで小さく,上腕・下腿・背部などで大きい

二点弁別閾の大きさは,その刺激を感受する識別性触圧覚の受容器の密度や,大脳皮質感覚野の担当領域の広さによってきまると考えられている.

体表面での触点または圧点の密度は二点弁別閾の大きさに反比例し,指先や口唇で高く,上腕・下腿・背部などで低い.

このため触圧覚の閾値は,指先や口唇などで低く,上腕・下腿・背部などで高い.

注) 部位によって大きな差があり: 背部での二点弁別閾は60~70mmであるの対し,指では3~5mm程度である.

注) 触圧覚の閾値: 触圧覚の閾値は,くわえられた刺激の力(g/mm2),皮膚の変位(μm),皮膚圧迫の速度(mm/s)などできまる.身体各部の感覚点の閾値は,小さな断面積の毛で調べられており,指先の閾値は腕や体幹での閾値の10~30倍である.

引用ここまで

レイゾーナ 二点分別閾を使った指技練習

正統派の指技は、気持ち良かったでしょ(笑)?