2023年7月5日水曜日

踏ん張らない。足底全体を同時に(足裏を水平にしたまま)床からあげ、足底全体を同時に床に落とす。

 

一本歯下駄

 数年前にちょっとしたブームになった一本歯の下駄ですが、「踏ん張らない(余計なリキミがない)身体操作」ができない人たちは効果を実感できず、靴箱の肥やしになっている模様です。かえって体調が悪くなったという人も、一定数いらっしゃるようです。うまく使えば、地面を蹴らずに押さえるように動けるようになるので、体調爆上がりするのですが。

 物事には順番があるので、一本歯の下駄を履く前にカンフーシューズや足袋を履いて動いてみるのをおすすめします。それも、すべりやすい床で。凍結路面を滑り止めなしのシューズで歩くようなイメージです。

 自然に、足先や踵のどちらか先にあげたりせず、足底全体を同時に(足裏を水平にしたまま)床からあげ、足底全体を同時に床に落とす足づかいに変わってくるかと思います。八卦掌でいうところの「平起平落」に近い感覚です。地面を蹴らない動きなので、地面の影響を受けにくく安定感があり、ニュートラルを維持できます。

 ここで重要になってくるのが手のひらの型です。手指を軽く反らせつつ細長くして、掌を扣して珠(ボール)を持つような感じにします。もしくは、母指と小指を広げるイメージにしながら珠をつかむ感じにします。この時の手根(手首付近)の感覚を覚えておくと、足の操作がしやすくなります。

珠(ボール)のつかみ方


珠のつかみ方

 手のアーチ構造と足のアーチ構造は連動する仕組みになっているので、手のひらの生命線と運命線の凹が意識できるようになると、足の楔状骨の支持機構が安定して機能するようになります。
楔状骨
 
 話を一本歯の下駄に戻して、楔状骨を本来の並びに整える=かかとを真っ直ぐ下駄に乗せると、容易く履きこなすことができます。後足部が内反もしくは外反していると、一本歯の下駄を履いてもあまり良い結果にはなりません。後足部中間位で下駄に乗れると、身体全体が一気に整います。

 7月は、機能的動作(Functional Movement)の解説に力を入れていきます。

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