2023年7月13日木曜日

筋膜連鎖をトレーニングすることで、ムチのような、筋の協調性と膜の弾性を活用した動きを最大限発揮できるようになる。

  アナトミー・トレイン 医学書院 295Pより引用させていただきます。

 個々の筋群を直線的な動きで個別にトレーニングすれば、その筋を鍛えることはできるかもしれないが、機能的運動を行う際の身体の健康に必要となる隣接する膜組織が取り残される可能性がある。

 開放性運動連鎖、または閉鎖性運動連鎖として筋膜経線をトレーニングすることにより、筋間および筋周囲の筋膜が強化され、身体の近位側から始まって、遠位側で遅れて起こる筋の協調運動を、より適切に行えるようになる。


 筋膜連鎖をトレーニングすることで、長いレバーアームにより、近位側から始まった動きに、遠位側が追随するムチのような、筋の協調性と膜の弾性を活用した動きを最大限発揮できるようになる。

 トレーニング中に牽引やストレッチの負荷量、リズム、およびベクトルを変化させることにより、筋肉と筋周囲にある筋膜の支持性を確実に増加させることができる。

 逆に、同じ運動や型、またはヨーガのポーズを同じやり方で毎日繰り返し行っていると、負荷がかかる特定の筋膜経路のみがトレーニングされ、負荷がかからない近傍の筋膜はバランスが崩れた状態となり、日常生活を遂行するなかで違った活動場面に遭遇した際に損傷することが論理的に示唆される。

 このような繰り返し自体が悪いわけではない。ルーティンには複雑なダンスや武道を自分のものにするうえで計り知れない価値があるが、変化をつけずにルーティンを繰り返すだけでは、実生活への備えとしての価値に疑問符がつく。

引用ここまで。


 ケガや故障が多かったり、動きがスムーズでなかったり、体形が崩れていたり……少し観察してみると、筋膜連鎖がうまく使えていないことがすぐにわかると思います。7月の安部塾は、基本的な運動連鎖の改善をやっております。

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