舟状骨と立方骨、鵞足と腓骨頭を意識したジャックナイフ・ストレッチング |
ジャックナイフ・ストレッチング(帝京大学医学部付属溝口病院准教授の西良浩一先生が発案)が流行っているので、安部塾でも地味にやってます。太ももの裏側(ハムストリングス)の機能を高めることができ、なぜか顔立ちが整います。
①肩幅程度に足を開いてしゃがむ。
②両手で両下腿を保持する(人差し指に力をいれない)。
③太もも前面に胸をつける。
④息を吐きながら、太もも前面から胸が離れないように、少しずつ膝を伸ばしていく。
⑤痛みが出ない限界まで伸ばしたら、その位置で5~10秒間姿勢保持する。
※安部塾では、息を吸いながら足首背屈・膝屈曲、吐きながら足首底屈・膝伸展。
自己流で立位体前屈や太もも後面(裏)の静的ストレッチングをしている人で、胸と太ももが離れるような動きで腰を極端に丸めてしまい、椎間板機能を劣化させているのを見かけます。闇雲に手が床にベタッとつくとかいうのを目標にしていたりします。自己流で静的ストレッチングを熱心にやった結果、残ったのは劣化だけというのは笑えない展開です。
身体運動学の研究で、腰椎は屈曲位をとる(丸める)時間が長ければ長いほど早期に変形することがわかっています。健康のために良かれと思ってやっている自己流ストレッチングで自滅しているという構図です。柔軟性を高めれば健康になれると勘違いし、長期間、腰を丸めながら前屈するという暴挙を繰り返した結果、腰椎変形を加速させただけという結果に。
ジャックナイフストレッチは筋肉の生理的反射(相互抑制反射)を意識して行います。太もも前面(表)の筋肉を縮めるよう意識すると、拮抗筋である太ももの後ろ(裏)のハムストリングスは緩んで伸びようとするという働きにより、安全に効率的に柔軟性を増していくことができます。
安部塾では、足関節と舟状骨・立方骨、膝関節と鵞足・腓骨頭を意識して関節の動き(上行性運動連鎖)を意識しながら行います。ありがちな、「膝を後方に押し込む(反張させる)」ような間違ったやり方をしないように声かけをしています。
☆下関ワークショップ
7月1日(土)→ 詳細
☆機能運動学大牟田サークル
7月2日(日) → 詳細
☆東京ワークショップ
7月14・15・16・17 日(金・土・日・月)→ 詳細
☆大阪ワークショップ
7月20日(木)→ 詳細
☆名古屋ワークショップ
7月21日(金)→ 詳細
☆神戸ワークショップ
7月22日(土)→ 詳細
☆新宮校ワークショップ(休日)
7月23日(日)→ 詳細
7月30日(日)→ 詳細