小冊子「メガネにまつわる5つの誤解」を、50冊受けとりました。
アイックス 小冊子「メガネにまつわる5つの誤解」 |
塾生の早苗さんと舞さんが写真掲載されています。
姿勢制御はエクササイズだけでは完成しません。
パーソナルグラス(各個人のために最適化された完全矯正メガネ)が不可欠です。
その理由は……この小冊子に書いてあります(笑)。
今回の飯塚で熱く解説したのですが、姿勢制御には眼球の運動が必要です。
・輻輳(ふくそう)運動=近くを見るときに、眼球が内転する=内側に寄る動き
・開散(かいさん)運動=遠くを見るときに、眼球が外転する=外側にひろがる動き
脳機能との関係は、こちらが面白いです → 輻輳開散運動
小松社長が、「内斜の輻輳不全と顎(あご)があがる現象」について話してくれました。
最近、「内斜なのに目が寄らない人」の姿勢についての知見があったのでタイムリーでした。
薬院校お盆集中講座までに情報を整理して、解説します。
御存じのように、この半年の安部塾の内容進化はケタ違いです。
視知覚についての知識が乏しかった3年前とは比較になりません。
皮肉なことに、現在の安部塾の内容が必要な人ほど、遠ざかってしまいましたが。
メガネにしてもシューズにしても、聡明でないと使いこなすことはできません。
高精度な道具だからです。
人類の進化とは、「道具を使いこなした者が生き残ってきた歴史」そのものです。
高精度なメガネやシューズにこだわることこそ、正常進化なのです。
眼球の輻輳開散運動ひとつとっても、できる人とできない人の見ている世界は違います。
見えている世界が違い過ぎて、お互いに理解をすることが難しいといえます。
小松先生が普及されているビジョントレーニングの真の価値は「お互いを理解すること」にあります。
視機能が高い者同士のコミュニケーションは円滑です。
視知覚の発達は、しあわせなコミュニケーションに欠かせないのです。
眼球輻輳運動ができないということは、相手の表情の微妙な変化を読みとれないということです。
それはすなわち、相手の表情にあらわれている本音がわからないということです。
立体的に見えていないのですから当然です。
結果、表情を偽るという愚かな行為をとってしまうことになります。
逆に、眼筋の機能が低いことで、表情筋が影響を受けてしまうこともあります。
表情筋フィードバックで、感情が不安定になります。
この理由で、斜位別に「不安定になる感情」が違います。
それはすなわち、斜位別に「過剰緊張になる筋肉が変わる」ことを意味します。
なんのアセスメントもなく身体を動かす時代は終わります。
身体によいつもりでやっている運動が、実は真逆の努力=破壊行為であることが多いのです。
安部塾塾生憲章「自ら考え、自ら行動する」を成すためには健全な視知覚が不可欠です。
正常な眼球の輻輳開散運動なく考える=きちんと視えていない状態で考えるのは愚行です。
一番最初の情報入力でつまづけば、その後にどんな修正を加えても正解には辿り着けません。
きちんと視えているということが、正しく考えるための第一歩となるのです。
ただ……情報量が膨大過ぎて、これを限られた時間でどう伝えたらいいものかと思案中です(笑)。