2020年9月15日火曜日

基本操作を繰り返し、基礎を固めるということに集中いたします~永遠の初級クラス「鍛錬」~付焼刃は通用しない

 9月の東京集中講座を終えて、「原点回帰するときが来たんだな」と感じました。私の活動の原点は「永遠の初級クラス」です。

9月東京集中講座

この動画を観ながら、「鍛錬」の大切さを実感しております。

 

付焼刃という言葉があります。切れない刀にはがねの焼き刃をつけ足したもので、見た目は切れそうに見えるが、実際はもろくて切れません。その場をしのぐために、知識や技術などを一時の間に合わせに習い覚えたところで、にわかじこみは通用しません。切れ味の良い長持ちする刀は、何度も地金を打ってつくられます。気が遠くなるような工程を経て、他に類を見ない美しさを身にまといます。

 

Twitterより

「一発逆転する方法」「もっと良さそうなセミナー」「真実を教えてくれる講師」を探してばかりで、同じような失敗を繰り返しているセミナージプシーさんたちを見ていて、基本動作を繰り返し、基礎を固めることの大切さを実感しております。付焼刃でどうにかなるほど、この世界は甘くはありません。小手先の技術など通用はしません。「私オリジナルのすごい技術を教えます。私のコンサルを受ければ人生が好転します」とかいうコンサルは、大抵は詐欺師です。役に立たない小手先の技術を売りつけるという質の悪い人生を送っているため、見た目がとても残念なのですぐにわかるかと思います。

「鍛錬」とは、金属を打ってきたえることをいい、きびしい訓練や修養を積んで、技芸や心身を強くきたえることを意味します。そうした質の良い人生を送っている人の姿の美しさは、特別な知識がなくても人を惹きつける魅力があります。気が遠くなるような基本動作の繰り返しを正確に実行できた人にだけ備わる魅力です。

今後の安部塾は、はたから見たら何をしているのかわからないような地味な動きを精密にやっていくことにいたします。