2018年2月21日水曜日

後脛骨筋腱の機能不全~距骨下関節過回内

後脛骨筋

後脛骨筋(こうけいこつきん、Tibialis posterior muscle)は人間の下肢の筋肉で足関節の底屈、内反を行う。

骨間膜および脛骨と腓骨の隣接する面から起こり、腱は内果の後ろで内果溝を滑液鞘に包まれて下行し、その後、載距突起と舟状骨粗面の間を通って足底に達し、腱は2索に分かれ、内側の太い索は舟状骨粗面に付着して、外側のやや細い索は3個の楔状骨(距骨を除く他の足根骨にも)で停止する。

引用ここまで

後脛骨筋腱など グレイ解剖学

後脛骨筋トリガーポイント

後脛骨筋腱が機能不全に陥っている人をよく見かけます。

「使い過ぎ」が原因だと思われます。

やった気のする間違った動きを過剰に繰り返していると機能不全を引き起こします。

後方から観察すると、足のゆびが見えていて、足首が内倒れしているのがわかります。

オーバープロネーション=距骨下関節過回内と言われています。


距骨下関節過回内・回内・直足


間違った動きの繰り返しが、距骨下関節過回内をつくります。

そして、靭帯が壊れます。
グレイ解剖学 足の靭帯と腱(脛骨筋・腓骨筋)

壊れた靭帯の修復は大変です。

足を壊さない正しい動きと、足を守る靴が不可欠なのです。


今月は、姿勢制御と足の話にこだわった解説をしています。

24日(土)の神戸集中講座で、足の靭帯について熱く語ります。