2026年7月9日木曜日

圧力鍋を使って、約1時間〜1時間半 の加圧時間で、骨の芯から旨味とコラーゲン(ゼラチン質)を抽出するボーンブロススープのつくり方。

 圧力鍋を使えば、通常なら丸一日かかるボーンブロス(骨スープ)を 約1時間〜1時間半 の加圧時間で、骨の芯から旨味とコラーゲン(ゼラチン質)を抽出できます。


 美味しく、しっかりとゼラチン質を出すための基本レシピと手順をまとめました。

​材料の目安(一般的な4〜5Lサイズの圧力鍋)

  • 骨(手羽先、手羽元、鶏ガラ、豚骨、牛骨など): 500g 〜 1kg ​  ※骨は「手羽先」や「手羽元」を混ぜると、関節部分の軟骨からコラーゲンが大量に出るので、冷ましたときにプルプルに固まりやすくなります。
  • 水: 圧力鍋の「最高水位線(MAX)」を超えない量(通常1.5〜2L程度)
  • 生姜・にんにく: 各1片(つぶす)
  • 長ネギの青い部分: 1本分
  • お酢(またはレモン汁): 大さじ1〜2
    • ここがポイント: お酢の酸が、骨に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分をスープに溶け出させやすくします。仕上がりには酸味は残らないので安心してください。

 圧力鍋での調理手順

骨の下茹で(アク抜き)
 スープの濁りや雑味をなくす最重要ステップ
 鍋に骨とたっぷりの水(分量外)を入れて強火にかけ、沸騰させます。沸騰したら中火にして3〜5分ほどしっかりとアクを出します。その後、骨をザルに上げ、流水で血合いやアクをきれいに洗い流します。
材料を圧力鍋にセットする
 お酢を入れるのを忘れずに
 きれいに洗った骨、長ネギ、生姜、にんにく、お酢を圧力鍋に入れます。水を鍋の「最高水位線(MAX)」の目盛り以下まで注ぎます。
※圧力鍋は、骨などの固形物を含めて全体の2/3(豆類なら1/3)を超えてはいけないルールがあるので、水の入れすぎに注意してください。
加圧調理(高圧で1時間〜)
 しっかり時間をかけて骨をホロホロにする
 圧力鍋のフタをしっかり閉め、強火にかけます。圧力がかかったら(ピンが上がったら/おもりが振れたら)、弱火にして60分〜90分加圧します。
 鶏骨なら60分、より硬い豚骨や牛骨なら90分が目安です。
自然減圧と仕上げ
 無理にピンを下げず、じっくり待つ
 時間が経ったら火を止め、完全に圧力が抜けるまで(ピンが下がるまで)自然放置します。
 圧力が抜けたらフタを開け、ザルにキッチンペーパーや固く絞った布を敷いてスープを濾(こ)します。

美味しく仕上げる・保存のコツ

  • 冷まして脂を取り除く: 出来上がったスープを冷蔵庫で一晩冷やすと、表面に白い脂の層(ラードや鶏油)がカチカチに固まります。これをスプーンでペリペリと剥がすと、雑味のないすっきりとしたピュアなボーンブロスになります。
  • プルプルになれば成功: 冷やしたときにスープがゼリー状(ゼラチン質)に固まっていれば、骨のコラーゲンがしっかり抽出できた証拠です。
  • 保存期間: 冷蔵なら約3〜4日。使い切れない場合は、製氷皿やフリーザーバッグに入れて冷凍すれば約1ヶ月持ちます。

​ 塩はあえて入れずに作っておくと、毎日の味噌汁のベース、カレー、洋風スープなど、どんな料理にもアレンジできて便利です。