網様体賦活系 |
安部塾では、正しく抗重力位をとることにこだわる。
覚醒レベルを上げるためだ。
大脳皮質や辺縁系は、情動や覚醒を支配する。
そして、覚醒状態を維持するためには脳幹網様体の興奮が必要。
脳幹網様体の興奮→視床→大脳全体の興奮。
これがスムーズにいくと、覚醒状態を保つことができる。
認知と情動のコントロールは、覚醒状態の維持無くしてはできない。
脳幹は、自律神経系や姿勢筋緊張や摂食のコントロールなども担う。
モノアミン作動系は、姿勢筋緊張をコントロールする。
抗重力位をとるとモノアミン作動系が刺激され、姿勢筋緊張の向上が図れる。
結果、覚醒の向上を図ることが可能となる。
脳幹網様体について、ワタナベさんが、こんな記事を書いておられた。
→ なぜ感謝と幸せを数えるのがいいのか?
安部塾的には、
「人は、見た方に進む」
ということ。
満足する方向を向いていれば、満足する情報が、
不満になる方向を向いていれば、不満を煽る情報が、
それぞれ、目に飛び込んでくる。
そして、現実世界は、見た方へ進んでいく。
情動も身体反応も行動も、すべて自動思考から生まれてくる。
思考の改善を奨める理由だ。
皮脳同根。
安部塾的には、皮膚は脳そのものである。
皮膚の状態に、思考と感情が投影される。
そして、皮膚の状態は、人間関係の状態とリンクしやすい。
抗重力位をとって、思考を改善するといい。
思考の改善なくして、真の意味での肯定的な変化はあり得ない。
古代の賢人たちが、残した言葉の通り。
踵(かかと)で呼吸する=抗重力位をとることで、最適解を得る方がいい。