昨日の13:00~の講義の補完記事です。
『自分の正義』を振り回しているときは、たいがいが確証バイアスがかかっっています。
人は自分の考えを変えたくないので、自分に都合のよいことしか見えなくなります。
そんなときは、『いきなり全否定してもらう』のがいいと思います。
僕の関係者は、結構やられてますよね(笑)。
ちょっとだけ復習。
確証バイアス
確証バイアス(かくしょうバイアス英: Confirmation bias)とは社会心理学における用語で、自己の先入観に基づいて他者・対象を観察し、自論に合う情報を選別し受容して、それにより自信を深め、自己の先入観が補強される現象である。
誰もが持っている危険な傾向、「確証バイアス」とは?
通常の人は、自分の読みたい本しか読みませんが、それは結局「確証バイアス」を強化するだけになってしまうのです。「あえて」自分と異なる意見に強制的に触れ、考えてみることが肝要です。
出典 それはやはり予想された事実?——確証バイアス | GLOBIS 知見録
自分と似ていない、知らない人と交流すると、自分のコンフォートゾーンを壊すきっけになり、現実に対する見方が変わります。
出典 意外と知られていない「街ゆく他人」と話すメリット | ライフハッカー[日本版]
確証バイアスは、相手と直接会話をせずに、自分の脳内で会話をすることでも深まります。
自分の正しさを証明できる現象が現実世界にないので、そうなります。
結果、現実の世界観と自分の世界観が乖離します。
そうしてますます、現実世界での直接会話ができなくなります。
だいたい、他人が考えていることなんてわかりっこないのです。
だから、直接会って本人の口から聞くしかありません。
■コンフロンテーション(confrontation)
カウンセリングで、クライエントの矛盾を指摘すること
いわゆる『直面化技法』。
相手の不一致・矛盾・葛藤を指摘して、自己の内的な問題を気づかせること。
誰しも他人に自己の心の不一致・矛盾・葛藤の部分に触れられるのは不愉快です。
なので、人は他人の指摘を真っ向から否定します。
また、指摘する人を避けるなどの自己防衛の手段を講じます。
まあ、安定した信頼関係ができてない状態でやると、関係が破綻しますけどね。
信頼関係ができていたら、むしろ指摘してください状態になるはずです。
まあ、最大の問題はここでしょうね。
確証バイアスが強すぎると、信頼関係を築けません。
自分の正当性を証明することに躍起になって、他人の真の姿が見えなくなるのです。
結果、自分の心にある影の部分を他人に投影してしまうことになります。
ペルソナシリーズの元ネタ?『ユング心理学』とは…?【心理学】
このように、人には誰でも「二面性」があります。
太陽の光が当たれば影ができるように、人間の心の中にも「日の当たる場所」と「影」の部分があります。
そして、太陽の光が強ければ強いほど、影の部分は濃くなって表れるのです。
■シャドウとの向き合い方
ユングによれば、私たちは常に「正反対の方向性」を持っていて、どちらかの方向が「影」になっているのだとか。両方の方向性を同時に認識するのは難しいため、どちらか片方を「抑えつける」ことになってしまうというのです。
しかし、それは意識できていないものがほとんど。
では、どのようにして向き合うか
■「他人」という鏡に投影
暗くてウジウジしている人をみてイライラしたり、騒がしい人を不快に思ったりすることはありませんか?
理由は、その人があなたのシャドウそのものだから。
相手の中に自分が抑えている否定したい自分を見出すから感情的になったり、精神的に不安定になるのです。
しかし、実はその不快感は 「本当の自分」に気づくチャンスでもある
誰かに対して「合わないな」と思う原因は、相手にあるのではなくむしろあなた自身の中にあるもの。
相手の何に対して自分が苛立っているのかを突き詰めて考えていけば、自分が心の中に抑え込んだ「影」が見えてくるハズです。
そこで、「他人」という鏡を介して自分自身の内面と対話すること!
もう一人の自分を否定するのではなく、「そういう面もあっていいよね」と受け入れることが、人間としての成長につながっていくのです。
出典 私たちが持つ「影」を科学する
これがわかると面白いですよ。
ヒーロー気取りで得意げに他人に説教している人の人間関係がハチャメチャな理由です。
抑圧が強いと、認知が歪みまくりますからね。
どんなに他人のせいにしようとしても、元が自分の問題なのでうまくいきません。
本人が自分で気づいて修正するまで続く無間地獄・・・・・・ですね。
たいへんだろうな(他人事)。
なんでもそうですが、他人に相談して問題をつくりだすのは愚かです。
直接本人や関係者と、ガチンコで話し合いするのがいちばんです。
第三者を巻き込めば巻き込むほど、事態はややこしくなります。
巻き込むなら本人や関係者です。
親しい僕の仲間たちは、コンフロンテーションが好きな人ばかり。
そんな僕たちがコンフロンテーションし合う様子を、録画することになりました。
第1弾は、舞さんとやります。
心が弱い人は閲覧中です(心が折れてしまかもw)。
僕とコンフロンテーションしたい人で映像公開オッケーな人は連絡くださいね~
自己不一致・矛盾・葛藤を指摘しあいましょう!!