2022年10月14日金曜日

梨状筋は外旋筋じゃないの? どうして、股関節完全屈曲・外旋、膝関節屈曲でストレッチングするの?

 

梨状筋

■梨状筋(りじょうきん、piriformis muscle)

作用:股関節の外旋。股関節が60~90度屈曲している時は股関節の外転・内旋。

起始:数個の筋尖で仙骨の前面、前仙骨孔の外側および坐骨の大坐骨切痕の縁。S3~4の骨盤仙骨孔の外側および間。

停止:大坐骨孔を通って大転子先端の内側面。大転子の先端腹側表面。

走行:仙骨から大腿方向にほぼ水平。

メモ:梨状筋と上双子筋、下双子筋、外閉鎖筋、内閉鎖筋、大腿方形筋はあわせて深層外旋六筋あるいは六外旋筋と呼ばれる。いずれも骨盤帯に付着しており、股関節を外旋させる。

 梨状筋のストレッチングといえば、このフォームが一般的です。

梨状筋ストレッチング

 「え?梨状筋は外旋筋じゃないの?」という反応がよくあります。

 梨状筋の起始・停止を立体的にイメージしてみればすぐにわかると思いますが、股関節屈曲位では梨状筋は外旋作用をもちません。内旋筋としてはたらいています。二関節筋であるハムストリングスの緊張を和らげるために膝関節屈曲位にして、股関節完全屈曲と外旋を組み合わせると、梨状筋をストレッチできます。

 意味がわかれば、このフォームでもいけます。

梨状筋ストレッチング 王丹

10月後半の、各地のワークショップで解説いたします。 

☆大阪ワークショップ

10月20日(木)→ 詳細

 

☆名古屋ワークショップ

10月21日(金)→ 詳細

 

☆神戸ワークショップ

10月22日(土)→ 詳細

 

☆新宮校ワークショップ(休日)

10月23日(日) → 詳細 

 

☆新宮校ワークショップ(平日)

10月24日(月) → 詳細