2020年5月1日金曜日

数稽古を積み重ねる機会としての外出自粛期間

「現在の自分のレベルに合った質の高い数稽古(かずげいこ)を積み重ねること」

どんな分野でも、数稽古が大切だと思います。それなりの成功をおさめた人たちはみな「数稽古は裏切らない。数をこなさなければならない」と口にします。数をこなすことは、とても合理的な稽古方法です。

スキル(技)を身につけるのはもちろんです。同時に、感じ方・考え方をつくりあげることができる点で、数稽古は優れています。自分を追い込むことでしか辿り着けない世界に、足を踏み入れることができるのです。無理な動き・無駄な力を廃するためには、限界領域に踏み込まなければなりません。能力だけでなく、メンタルも強化されていきます。

いわゆる「量質転化」です。間違いを修正しながら間違いを修正しながら圧倒的な数をこなすとそれだけ上達します。量をこなすことで、質が向上するのです。

毎週金曜日にTwitterに動画投稿していますが、楽しんでもらえる編集レベルになってきました。
ジャグリング系の動きはすべてそうですが、数をこなさないとうまくはなりません。逆に、数さえこなせばうまくなります。うまくなるかどうかは、単に数をこなしたかこなさなかったかの差でしかありません。時間とコスト、ついでに人生までかければ、たいがいの動きはマスターすることができます。量をこなす→経験値上昇→質が高まるの流れです。練習量は裏切りません。

某先生がよく口にされる「楽をしたいクズは、質を高めることはできない」という言葉の重さを、年々感じれるようになってきました。泥臭いことを避けている限り、クズはクズのまま、いや、クズ以下に堕ちていきます。「楽はできない」「近道はない」ということを理解して、淡々と数をこなすことが大切なのです。数稽古でしか見えてこない世界が見えてきます。

「10000種類のキックを1回ずつ練習した人を恐れない。1種類のキックを10000回練習した人を恐れる」ブルース・リー語録より

もちろん、10000種類のキックを10000回練習した人がすごいわけですが、同じリソースを割くのであれば、1種類のキックを10000回練習するのが合理的です。某界隈の方々の行動を見ていると、次から次にいろんなことに手を出しては放り投げるということを繰り返しているだけで、何ひとつまともにできないままなのがよくわかります。「楽をしたい」というクズな発想が、カモられ続けるという結果を生み出し続けているようです。

『「楽」をアピールしている情報商材はゴミですし、アピールしている人はクズです』

某先生の言葉ですが、名言だと思います。飛びつく人も同類だと思います。正しい方向を向いて練習した場合に限り、「練習量は裏切らない」という現象が起きます。おかしな方向を向いて練習したら、ますますおかしくなっていきます。正しい型を守るのが稽古です。膨大な量の実践(トライ・アンド・エラー)は、膨大な失敗とセットです。失敗を重ねながら改善していくことこそ、正攻法なのです。「失敗に学び、活かしていく」という姿勢が大切です。

これまで自分と向き合うことを避けてきた人たちにとって、外出自粛は数稽古の絶好の機会だと思います。今日からの6日間をどう過ごしたかで、7日以降の世界線が決まります。良き日々となりますように。