「神戸でも解説してください」
という依頼をいただきました。
なので、7月15日(土)の神戸集中講座でも、解説することにしました。
歯茎と歯周病菌 |
姿勢は、ストレスや口呼吸で崩れます。
そのとき、唾液も少なくなっているものです。
唾液には、以下のような作用があります。
・再石灰化作用
・抗菌作用
・自浄作用
・pH緩衝作用
・粘膜保護作用
・消化作用
唾液の抗菌作用について、少しだけ解説してみます。
唾液には、リゾチーム、ペルオキシダーゼ、ラクトフェリン、ムチンなどが含まれます。
唾液が充分に分泌されていると、病原性微生物の増殖が抑制されます。
リゾチームは、唾液だけでなく、涙、汗、リンパ腺、鼻粘液、肝臓、腸管などにも見られる酵素です。
真正細菌の細胞壁を構成する多糖類を加水分解します。
あたかも細菌を溶かしているように見えるので、溶菌酵素とも呼ばれています。
リゾチーム |
交感神経が優位になると、生体防御のためにリゾチームなどを含んだ粘液性の唾液が分泌されます。
と同時に、副交感神経による漿液性唾液が抑制されて口が渇きます。
いわゆる、「ネバネバ唾液」ですね。
交感神経が優位な状態が続くと、白血球過剰となります。
結果、自らの細胞を傷つけやすくなり、潰瘍やガンなどになりやすくなります。
副交感神経が優位になると、唾液アミラーゼによる消化の促進が促されます。
円滑に食物を胃腸に運ぶために、サラサラの漿液性唾液が分泌されます。
腸管からの異種タンパク(抗原)やウイルスの侵入阻止のため、リンパ球が増加します。
副交感神経が優位な状態が続くと、リンパ球が過剰になります。
結果、アレルギー症状を起こしやすくなります。
自律神経のバランスを整えると、自己破壊されにくくなるというお話です。
5年ほど前にブームになったので、ご存知の方も多いかと思います。
安部塾では、自律神経バランスの良い唾液の分泌にこだわることで、
姿勢の改善ができると考えています。
詳細は、7月9日(日)の薬院校集中講座と、、7月15日(土)の神戸集中講座で。
御参加、お待ちしております。