・三半規管
・耳石器
・前庭神経
・脳幹
・視床
・大脳皮質
三半規管は身体の動き(回転など)をとらえます。
三半規管に障害が起こると体が回転するようなめまいをおこします。
耳石器は加速度や重力をとらえます。
耳石器が障害されると、ふわふわするようなめまいをおこします。
三半規管と耳石器でとらえた信号は前庭神経で脳幹へ伝えられます。
前庭神経が障害されると、強い回転性のめまいがおこります。
脳幹には体の位置・平衡(バランス)を司る神経系が集まっています。
脳幹が障害されると、回転するめまいがおきます。
脳幹からの情報は視床・大脳皮質へ伝えられます。
視床・大脳皮質が障害されると、ふわふわするようなめまいを感じます.
三半規管とは耳の奥にある器官で、平衡感覚をつかさどります。
チューブ状の3つの管(半規管)でできています。
この管が90度ずつ傾いていることで、自分の身体がどの方向に傾いているのかを感じています。
三半規管が正常に機能しているからこそ、まっすぐに立てる・歩けるのです。
三半規管と身体の傾き |
安部塾には、まっすぐに座って話を聴けない人がよく来ます。
一般社会では「態度が悪い」と勘違いされてしまうことが多いようです。
単に、視機能と平衡機能の問題なんですけどね。
なので、通っているうちにまっすぐ座れるようになり、態度がよくなります(笑)。
三半規管と座位 |
もともと安部塾メソッドは、平衡機能の改善に特化していました。
御存じのように、ひたすら体側の機能改善に取り組んできたわけです。
10年くらい前がピークだったと思いますが、ひたすら体側やってました。
聴機能の改善と平衡機能の改善は、当時の僕の活動の基本でした。
アナトミートレイン ラテラルライン |
アナトミートレイン ラテラルライン |
大切なのは、『耳』なんですよね。
最近は、魚の耳石の研究にはまっています。
魚の耳石 |
魚の内耳と脳の研究をしていると、人間の平衡機能の原点だなって感じます。
魚の内耳と脳 |
現在、『まっすぐ立つ・歩く』ということにこだわって研究を進めています。
塾生講座やレッスンで、少しずつ解説していきますね。