2026年4月18日土曜日

寝ている時に「足がつる」のは

 就寝中に足がつる(こむら返り)のは非常に辛いものですよ。急激な痛みで目が覚めてしまうのは、身体が発している何らかのサインかもしれません。

​1. なぜ寝ている時に「足がつる」のか?

​ 寝ている間は、以下の要因が重なりやすいため、筋肉が異常収縮を起こしやすくなります。

  • ミネラル不足(電解質異常): 筋肉の収縮を調整するマグネシウムやカルシウム、カリウムが不足すると、神経伝達がスムーズにいかなくなります。
  • 脱水状態: 寝ている間はコップ1〜2杯分の汗をかくため、血液がドロドロになり、ミネラルバランスが崩れやすくなります。
  • 血行不良と冷え: 足元が冷えると血管が収縮し、筋肉が硬くなります。特に明け方は体温が下がるため注意が必要です。
  • 筋肉の疲労: 日中、足の筋肉を酷使したり、逆に長時間同じ姿勢でいたりすると、疲労物質が溜まり、誤作動を起こしやすくなります。

​2. すぐに実践できる5つの対策

​① 寝る前の「水分補給」

​ 枕元に水を置き、寝る前にコップ一杯の水を飲む習慣をつけましょう。常温の水や、ミネラルを含む麦茶がおすすめです。夜、トイレに行く回数が多い人は、2時間前に飲んだ後、就寝前に排尿しておくとよいでしょう。

​② マグネシウムを意識した食事

​ 現代人に不足しがちなマグネシウムは、筋肉を緩める働きがあります。

  • 食材: 海藻類(わかめ、ひじき)、納豆、アーモンド、バナナなど。
  • 入浴: エプソムソルト(硫酸マグネシウム)を入浴剤として使うと、皮膚から吸収されやすく、リラックス効果も高まります。足湯での使用もおすすめです。

​③ 足首のストレッチ

​ 寝る前に「足首をゆっくり動かす」「ふくらはぎを伸ばす」だけで、血流が劇的に改善します。壁に手をついてアキレス腱を伸ばすポーズを30秒行うのが効果的です。

​④ 足元を冷やさない

​ レッグウォーマーを着用して足首を温める、あるいは布団の隙間風を防ぐ工夫をしてください。ただし、靴下は足裏の放熱を妨げて安眠を阻害することがあるため、指先が出るレッグウォーマーが理想的です。

​⑤ 漢方薬の活用

​ あまりに頻繁に起こる場合は、「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」という漢方薬が即効性があることで知られています。(※服用については薬剤師や医師にご相談ください)。

​3. もし「つってしまった」時の対処法

  1. 慌てずゆっくり伸ばす: 痛い方向に逆らわず、つま先を手前に引き寄せるようにして、ふくらはぎをじわじわと伸ばします。
  2. 温める: 治まった後は、蒸しタオルなどで患部を温めると、筋肉の緊張が解けやすくなります。

​補足

​ もし「毎晩のようにつる」「足にむくみや血管の浮き出しがある」といった場合は、下肢静脈瘤や腰椎疾患などの可能性も考えられます。その際は、一度整形外科や血管外科を受診することをお勧めします。