2016年9月29日木曜日

安部塾塾生講座の風景~身体操作指導者の理想像を目指して

最近、安部塾塾生講座をやっててよかったと思います。

継続している塾生たちはみな謙虚で、楽しく勉学にハゲんでいます。

洗濯物の正しい干し方

横アーチのあげ方

横アーチのあげ方 薫さん

らせんの動き

らせんの動き

身体操作指導者の理想像について語る

塾生講座で僕が教えた内容をすぐに、自分のレッスンに反映してくれています。

反応はすぐにフィードバックされ、技術に改良が加えられます。

数年前に僕が教えたことの意味を、最近になって理解できたという塾生もいます。

継続する謙虚さが、現場で役に立つ技能習得の要です。


「奇抜なことができるようになって、少しはしあわせになれましたか?」

特殊な動きばかり練習している人に、僕はよくそう問いかけます。

「1ミリも、幸福度は増えていない」

曲芸ができるようになった人たちの多くは、そう感じているそうです。


断言できますが、曲芸ができるようになっても、幸福度は増大しません。

だからこそ、他人に曲芸ができるようになることを奨めるのです。

認知的不協和理論的に、そうせずにはいられないのだと思います。

矛盾する二つの認知をしている不協和ストレス状態。

自分の認知を変化させることで逓減させ納得しようとする行為。

それが、自分自身すら幸福にできない技術を他人に進めるという行動の源です。


中谷さんが、「一流は、奇抜な服を着ない」という言葉を書かれてありました。

これ、「一流は、奇抜な動きをしない」と言い換えてもいいと思います。

人間本来の動作の設計通りに動く。

それが、僕が目指す身体操作指導者の理想像です。


あくまでも、人間本来の動作にこだわる。

今後も、このスタンスでいきたいと思います。