2026年6月11日木曜日

マーガリンのメリットとデメリット


マーガリンのメリット

  • 冷蔵庫から出してすぐでも柔らかい 植物性油脂が主成分であるため融点(溶ける温度)が低く、冷蔵庫から出したばかりの冷たい状態でもパンにスッと滑らかに塗ることができます。
  • 手頃な価格と保存性の高さ バターに比べて原料費が抑えられるため、安定して安価に購入できます。また、酸化しにくく長持ちするのも扱いやすいポイントです。
  • 植物性由来の成分(コレステロールが低い) 主原料がコーン油、大豆油、菜種油などの植物油であるため、動物性脂質であるバターに比べてコレステロール値が大幅に低く、製品によっては「コレステロールゼロ」を謳うものもあります。
  • フレーバーや機能性のバリエーションが豊富 ガーリックや明太子といった料理にすぐ使えるフレーバー付きのものや、健康志向に合わせて脂肪分をカットしたものなど、用途に合わせて選びやすいのが特徴です。

​マーガリンのデメリット

  • バターに比べると風味が軽い(コクが控えめ) 乳脂肪を凝縮して作られるバターのような、濃厚なコクや特有の芳醇な香りは一歩譲ります。お菓子作りや、料理に深いコクを出したいときには物足りなく感じることがあります。
  • 添加物が含まれている 植物油と水を乳化させて固形にするため、乳化剤や香料、着色料(カロテンなど)、保存料といった添加物が一般的に使用されています。できるだけシンプルな原材料を好む方にはデメリットとなります。
  • 【気になる点】トランス脂肪酸のイメージ 部分水素添加油脂(油脂を固める加工法)を製造工程で使う際、悪玉コレステロールを増やすとされる「トランス脂肪酸」が発生するため、健康への影響が世界的に懸念されてきました。

​💡 現在のトランス脂肪酸について

 日本国内の主要メーカーは現在、製造方法の見直し(水素添加をしない製法への切り替えなど)を徹底的に進めています。そのため、現在の市販マーガリンに含まれるトランス脂肪酸の量は、実は食卓塩やバター、牛肉などに自然に含まれる量と同等、あるいはそれ以下にまで激減しています。「マーガリン=体に悪い」というかつての常識は、現在の日本国内においては過去のものになりつつあります。

バターとの簡単な比較

項目

マーガリン

バター

主原料

植物性油脂(大豆、菜種など)

動物性油脂(生乳)

塗りやすさ

冷たくても滑らか

冷たいと固い(室温に戻す必要あり)

風味・コク

あっさり、軽め

濃厚、豊かな香り

コレステロール

非常に低い(またはゼロ)

含まれる

 日常のトーストや手軽な炒め物には「扱いやすく経済的なマーガリン」、コクや香りを主役にしたいお菓子作りや本格的なソースには「バター」といったように、それぞれの強みを活かして使い分けるのがおすすめです。