2021年3月24日水曜日

自己陶酔しているナルシシストは、自分を変えようとはしない。

人間関係が長続きせず、うまくいっている風を必死で装うも現実はうまくいくことはない。自己陶酔するナルシシストは、 現実と非現実の区別のつかない誇大妄想世界に生きています。そして、自分を変えようとはせず、自分の周りの世界を変えようとしながら、妄想をこじらせていきます。

ごくごく当たり前の現実ですが、相手のことを大切にしなければ、相手から大切にされることはありません。自分のことを特別な存在だと盛大に勘違いして、他人の視点を蔑ろにしていれば愛想を尽かされてしまいます。相手を自分の都合の良いように操ろうとすれば、その代償として恨まれます。積もり積もっていく怨恨の念が暗く重い闇となり、常闇の世界に生きることになります。

どんなに「私はすごい人だから、私に会いに来なさい」と告知しても、誰ひとりまともに相手をしてくれることはありません。一時的に、依存心が強い人が近づいてくることはありますがすぐに破綻します。類が友を呼んでナルシシストが寄ってくることもありますが、これまたうまくいくことはありません。ナルシシストは満たされることはないのです。

SNSで自分を世界に向けて発信すれば人気者になれるという妄想は、一瞬で打ち砕かれます。現実世界で好かれることがない人間がSNSで自己陶酔発信したところで、「あぁ、この人はナルシシストなんだな。距離を置こう」と判断されるだけです。鴨にはなれるかもしれませんが、望む未来を手に入れることはできません。フォロワーを増やしたところで、孤独感が消えることはありません。

ナルシシストが自分を変えようとすることはありません。空想の世界を限定する現実を発見して自分を変えようとした時点で、ナルシシストではないのです。自分を変えようとしないナルシシストは、人間関係リセットを繰り返しながら人生を終えていくことになります。自分を変えるのは、力学的な動きと姿勢の改善から始めるのが基本です。動きと姿勢が美しく整っていくにつれ、人生の質も自然に良くなっていきます。


2021年3月22日月曜日

筋肉のコリをほぐすということ~陰陽のバランスととる

 3月25日(木)大阪集中講座、26日(金)名古屋集中講座、27日(土)神戸集中講座で、

①主動筋と拮抗筋の関係性ー相反神経抑制

②マッスル・アイソレーション

③コ・アクティベーション

④バンダ

⑤促通ストレッチ

について、解説いたします。

ヴィンヤサフローと立位

4月からは、トリガーポイントセラピーも絡めていく予定です。

トリガーポイント治療

昨夜のツイキャスでも解説しましたが、身体をほぐすということは陰陽のバランスを整えるということなのだと私は考えております。

・下部胸式呼吸(陽)と腹式呼吸(陰)
・動(陽)と静(陰)
・活動(陽)と休息(陰)

日頃動きすぎている人は、腹式呼吸での休息が必要です。
日頃動き足りない人は、下部胸式呼吸での活動が必要です。

陰陽のバランスが崩れれば、体調不良に陥ることになります。
呼吸と動きの関係を理解し、自分に何が必要なのかがわかった上で対策する必要があります。

3月25日(木)大阪集中講座、26日(金)名古屋集中講座、27日(土)神戸集中講座で主動筋と拮抗筋の解説のときに、詳しく解説したいと思います。御参加、お待ちしております。

2021年3月11日木曜日

基本に忠実に、ひとつひとつの動きをていねいに。

 明日から3日間(12・13・14日)、東京集中講座です。

動きがきれいな人は「基本の動き」を組み合わせて、複雑な動きである「応用の動き」をやります。動きがきたない人は「応用の動き」を、いきなりやろうとします。

動きがきれいな人は、兎にも角にも「基本の動きの徹底」にこだわります。基本がしっかりしていないと、応用の動きがつくれないからです。動きがきれいな人ほど、単純なことを繰り返し反復練習しています。そして、良い結果を出し続けています。基本の動きの徹底は、すべての土台となるのです。

動きがきたない人は、「卒業」という言葉をよく使います。「ある段階や時期を通り過ぎること。全過程を修了すること」という意味です。「ステップアップ」という発想なので、そうなるのだと思います。基本の徹底をしないため、いつまでたっても土台がつくれません。組み合わせる基本がないのですから、まともに機能しないのです。

動きがきれいな人に「卒業」という概念はありません。「永遠の基本稽古」という概念があります。基本の動きの組み合わせが洗練されて、自由自在に応用の動きができます。応用の動きをやろうとはしません。その生涯を、基本の動きの徹底に捧げる覚悟ができています。というより、基本稽古が楽しくて仕方がないのです。動きがきれいになるためには、気が遠くなるような努力と、膨大な時間が必要です。

動きがきたない人は、短期的に考える習性があります。すぐに、「世界に向けて発信」し始めるのですが、基本が来ていないために相手にしてもらえません。思ったような結果が出ないので、気分が落ち込み、諦めてしまいます。数か月から2年くらいのサイクルで、「卒業」という名の「努力の放棄」を繰り返していきます。大成することはありません。妄想に明け暮れる毎日となり、動きはますますきたなくなっていきます。

動きがきれいな人は、その努力の方向性を基本の動きの反復に絞ります。動きがきたない人は、多種多様な動きに幅をひろげてしまうため、そのどれもが中途半端なものとなります。

2014年、鹿児島県の指宿長崎鼻で「竜宮城まつり」のお手伝いをしました。

2014年 竜宮城まつり

「過去と現在を未来に紡ぐ3日間」という言葉の意味は、単発のイベントを成功させるという発想ではなく、生涯をかけて粘り強く基本的な活動を繰り返していくという発想を大切にすることなのだなと、最近になって思うようになりました。

赤玉は 緒さへ光れど 白玉(しらたま)の 君が装(よそ)ひし 貴(たふと)くありけり

咲く花は 移ろふ時あり あしひきの 山菅の根し 長くはありけり

現在の安部塾の原点は竜宮城まつりにあります。木花咲耶姫と石長姫・豊玉姫・天鈿女のエピソードが何を意味していたのかを、当時の私は知る由もなかったのですが、いまの私にはわかります。石長姫は岩の永遠性をあらわし、「岩のように長久に変わることのない女性」ということなのです。このイベントから、安部塾では「基本の徹底」にこだわるようになり、石長を目指してきたのです。

2021年3月4日木曜日

楽に床に手をつけるようになる。大腿筋膜張筋と立位体前屈。ふとももの裏とお尻をゆるめる。

 昨日のレッスンで、ふとももの裏の筋肉(ハムストリングス)のゆるめ方の解説をしました。楽に床に手をつくためには、拮抗筋についての理解を深める必要があると思います。拮抗筋とは、互いに相反する運動を行う2つの筋肉または筋肉群のことをいいます。

たとえば、上腕二頭筋 (屈筋) と上腕三頭筋 (伸筋) は互いに拮抗筋です。拮抗作用は,筋肉が円滑な運動をするうえに重要な役割を果しています。

立位体前屈と大腿筋膜張筋・縫工筋
■大腿筋膜張筋
起始:腸骨稜の前方外側端
停止:腸脛靭帯を通過して脛骨外側顆
作用:股関節の屈曲・外転・内旋

■縫工筋
起始:上前腸骨棘
停止:鵞足を通過して脛骨粗面内側
作用:股関節の屈曲・外転・外旋

ハムストリングス

ハムストリングは太ももの裏側の筋肉で、大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋の総称です。

■大腿二頭筋
起始:長頭は坐骨結節、短頭は大腿骨粗線外側唇
停止:腓骨頭
作用:股関節の伸展・外旋、膝関節の屈曲、屈曲した膝関節の外旋

■半膜様筋
起始:坐骨結節
停止:脛骨内側顆
作用:股関節の伸展・内旋、膝関節の屈曲、屈曲した膝関節の内旋

■半腱様筋
起始:坐骨結節
停止:鵞足腱を通過して脛骨内側
作用:股関節の伸展・内旋、膝関節の屈曲、屈曲した膝関節の内旋

■大臀筋下方繊維(下部繊維)
起始:腸骨稜後面、仙骨、仙結節靭帯
停止:大腿骨大転子、臀筋粗線
作用:股関節の伸展・外旋・内転

腸骨筋
■腸骨筋
起始:腸骨窩、仙骨翼
停止:大腿骨小転子
作用:股関節の屈曲・外旋

恥骨筋
■恥骨筋
起始:恥骨上枝(腸恥隆起から恥骨結節までの間の恥骨櫛)
停止:大腿骨恥骨筋線
作用:股関節の内転・屈曲


『相反神経支配(相互神経支配)』
たとえば、屈筋の張力が増すときには伸筋の張力が減退するというように、ある関節を動かす拮抗筋 (相反する働きをする筋) の一組については、協調的な神経支配が行われること。一般に、ある関節で屈筋の収縮により屈曲するとき、その拮抗筋である伸筋は抑制され弛緩します。逆に伸筋が収縮するときは屈筋が抑制され弛緩します。

立位体前屈がつらいのは、ふとももの裏とお尻(ハムストリングスと大臀筋)が硬いからです。これらは、股関節伸筋群ですので、股関節屈筋群を意識して収縮させることで、ふとももの裏とお尻やわらかくなるということになります。股関節屈筋群は、恥骨筋、腸腰筋(大腰筋+腸骨筋)、大腿直筋、縫工筋、大腿筋膜長筋、薄筋などです。

3月の各講座で、詳しく解説していきます。

■3月5日(金)飯塚ヨガ解剖学ワークショップ 
【日時】3月5日(金)10:00~13:00
【会場】牟田公民館 飯塚市潤野1133-29
【参加費】5000yen
【定員】15名
【お申込】
ご予約は yoga@roots-reform.com まで

■3月6日(土)下関集中講座 → 詳細
■3月7日(日)機能運動学大牟田サークル → 詳細
■3月12・13・14日(金・土・日)東京集中講座 → 詳細

御参加、お待ちしております。