奥歯を噛みしめてから、股関節がどう感じるか確認してみてください。
次に、その噛みしめを緩めて、何が変わるか気づいてみましょう。
多くの人は、股関節の硬さは単に股関節だけの問題だと思っています。しかし、体はすべてがつながったシステムとして機能しています。あごが緊張すると、頭の位置が変わり、首の安定筋が身構え、そしてバランスを保つために骨盤が補正(代償動作)を行うことがよくあります。
ストレッチをしても同じ股関節が硬いままなのは、それが理由です。「結果(出力)」だけを治療して、「原因(入力)」を治療していないのかもしれません。あごがそのパターンを引き起こし続けている限り、その補正作用は何度も戻ってきてしまいます。
より良い姿勢とは、単に筋肉を強くすることだけではありません。より良い「入力」、より良い「連動(シーケンス)」、そして「過剰に反応しない神経系」を手に入れることなのです。エクササイズをこなすだけでは必ずしも十分ではないのは、そのためです。