2026年5月18日月曜日

自家製米飴のつくり方

 自家製の米飴(こめあめ)は、米のデンプンを麦芽(大麦のモヤシ)に含まれる酵素(アミラーゼ)で糖化させる、日本古来の優しい甘味料です。砂糖を使わず、おだやかな甘みとコクが特徴です。

​ ご家庭の炊飯器(保温機能)を使うと、温度管理がしやすく失敗がありません。基本的なつくり方をご紹介します。

​道具と材料

​材料

  • お米(うるち米またはもち米):2合
    • ※もち米を使うと、よりコクのある甘みと仕上がり量になります。
  • 乾燥麦芽(粉末状のもの):50g〜60g
    • ※製菓材料店やネット通販、ビールの手作りキットショップなどで手に入ります。
  • :おかゆ用(通常より多め)

​道具

  • ​炊飯器(「おかゆ」モードと「保温」機能があるもの)
  • ​温度計(60℃前後を測れるもの)
  • ​目の細かい布(さらし、チーズクロス、あるいはナッツミルクバッグなど)
  • ​鍋(仕上げの煮詰め用)
  • ​保存容器(煮沸消毒したもの)

​つくり方の手順

​1. おかゆを炊く

  1. ​米2合を研ぎ、炊飯器の「おかゆ」の目盛りに合わせて(なければ水を通常より多めの4〜5カップほど入れ)、柔らかめのおかゆを炊きます。
  2. ​炊き上がったら、しゃもじで全体をほぐします。

​2. 温度を下げて麦芽を混ぜる(★最重要工程)

  1. ​おかゆの温度を60℃前後(55℃〜65℃の間)まで冷まします。
  2. ​60℃前後になったら、乾燥麦芽を加えてダマがなくなるまでよく混ぜ合わせます。
    1. ※この搾りたての液体がいわゆる「甘酒(麦芽米甘酒)」の状態です。

​5. 鍋で煮詰める

  1. ​搾り取った液体を鍋に移し、中火にかけます。
  2. ​沸騰したら弱火にし、アクを取りながらじっくり煮詰めていきます。
  3. ​液体がだんだん黄金色〜琥珀色に変わり、とろみがついてきます。
  4. 好みの固さの一歩手前(冷めるとかなり硬くなるため、スプーンを持ち上げてサラッと垂れるくらい)で火を止めます。

​保存と使い方

  • 保存方法: 完全に冷ましてから、煮沸消毒した清潔なガラス瓶などに入れて、冷蔵庫で保管してください。
  • 保存期間: 水分の抜き加減(煮詰め具合)によりますが、しっかり煮詰めてあれば冷蔵で数ヶ月持ちます。
  • 使い方: 煮物や照り焼きのツヤ出し(みりんの代わり)、お菓子作り、そのままパンに塗るなど、上品な風味を楽しめます。

​ 一度コツを掴むと、お米と麦芽だけでこれほど豊かな甘みが出ることに感動します。ぜひ試してみてください。