2026年5月15日金曜日

鋳物の万能鍋(ダッチオーブンや無水鍋など)を使い、ガスコンロでパンを焼く方法。

 鋳物の万能鍋(ダッチオーブンや無水鍋など)を使い、ガスコンロでパンを焼く方法は、オーブンがなくても外はパリッと、中はしっとり仕上げることができる優れた調理法です。

 ​ガス火は底面が焦げやすいため、「直火を当てない工夫」「火加減」が成功のポイントになります。

​1. 準備するもの

  • 鋳物の万能鍋(蓋がしっかり閉まるもの)
  • 底上げ用の網(100円ショップの蒸し網などでOK):底の焦げ付きを防ぎます
  • クッキングシート
  • パン生地(一次・二次発酵を終えたもの)

​2. 手順

​① 鍋の予熱

​ ガスコンロに鍋をかけ、蓋をした状態で中火で5〜10分ほど空焚きします。鍋全体をしっかり熱溜まりの状態にすることが、オーブン代わりの役割を果たします。

※注意: 空焚き不可のコーティングがある鍋の場合は、予熱時間を短くするか説明書を確認してください。


​② セッティング

  1. ​一度火を止め、鍋の底に底上げ用の網を敷きます。
  2. ​その上に、クッキングシートに乗せたパン生地を配置します。
  3. ​霧吹きで生地に軽く水をかけると、蒸気が出てよりパリッとした焼き上がりになります。

​③ 焼成(火加減が重要!)

  1. ​蓋をしっかり閉め、ごく弱火にかけます。
  2. 20分〜30分ほど焼きます。
    • ​大きなパンなら30分前後、ロールパン程度の大きさなら15〜20分が目安です。
    • ​途中で蓋を開けると温度が下がるため、時間はタイマーできっちり計りましょう。

​④ 仕上げ

​ 表面に焼き色をつけたい場合は、パンをひっくり返してさらに3〜5分焼くか、カセットコンロ用のバーナーで軽く炙ると綺麗に仕上がります。

​3. 失敗しないためのコツ

  • 焦げ防止の二重底: 網がない場合は、アルミホイルを厚めに丸めて数箇所に置き、その上にクッキングシートを敷くことでも代用可能です。直接鍋底に生地が触れると、パンの底だけが真っ黒になってしまいます。
  • 蓄熱性を活かす: 鋳物鍋は一度温まると冷めにくいため、最後の5分は火を止めて余熱で火を通すイメージで調整すると、ふっくら仕上がります。
  • 野菜を一緒に焼く: 空いたスペースにジャガイモなどを入れておくと、パンと一緒に美味しいローストベジタブルが出来上がります。

 ​パンの種類(カンパーニュのようなハード系か、ちぎりパンのようなソフト系か)によっても微調整できますが、まずは「ごく弱火」をキープして試してみてください。