定番から少し意外な組み合わせまで、おすすめの食べ方をいくつかご紹介します。
1. 部位別:最高に引き立てる調理法
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マルチョウ・コテッチャン(小腸)
- 網焼き(タレ): 脂の甘みをダイレクトに味わうなら、やはり炭火や網焼きです。脂を落としすぎず、表面をカリッと焼いて「外カリ中ふわ」の状態にするのがコツです。
- もつ鍋: 醤油や味噌ベースのスープに脂が溶け出し、一緒に煮込むキャベツやニラが驚くほど美味しくなります。
- シマチョウ(大腸)
- 塩レモン焼き: 小腸より身が厚く歯ごたえがあるため、塩胡椒とレモンでさっぱりさせると、噛むほどに旨味が出てきます。
- ミノ(第一胃)
- 湯引き(ポン酢): 貝のようなコリコリした食感を活かすなら、サッと茹でて冷水で締め、ポン酢と揉みじおろしで和えるのが絶品です。
- ハツ(心臓)
- レア焼き(ごま油塩): 筋繊維が細かくサッパリしているので、焼きすぎず、レバ刺し風に「ごま油+塩」で食べるのが通の楽しみ方です。
2. 味付けのバリエーション
- 自家製「辛味噌」だれ 味噌、コチュジャン、にんにく、砂糖、醤油を混ぜたタレに漬け込んでから焼くと、焦げた味噌の香ばしさでお酒やご飯が止まらなくなります。
- にんにく塩ダレ たっぷりの刻みにんにくとごま油、塩、ブラックペッパーを揉み込むと、素材の良さが際立ちます。
3. アレンジ・変わり種
- ホルモン焼きそば / うどん 脂の多い部位を野菜と一緒に炒め、仕上げに麺を投入します。ホルモンの脂を麺が吸い込み、濃厚な「旨味の塊」のような一皿になります。
- スパイスカレーの具材 意外かもしれませんが、ハツやシマチョウはスパイスとの相性が抜群です。下処理をしてからカレーに入れると、独特の食感がアクセントになります。
美味しく食べるためのポイント:
もし生の状態から調理される場合は、「塩揉み」と「水洗い」を2〜3回繰り返すだけで、特有の臭みが消えて驚くほど食べやすくなります。
塩麹は、ホルモンのタンパク質を分解して柔らかくし、独特の臭みを抑えつつ旨味を最大限に引き出してくれるので、相性抜群の調味料です。
ホルモンの種類を問わず使える、おすすめのレシピをご紹介します。
1. 究極の柔らかさ「ホルモンの塩麹レモン焼き」
一番シンプルで、塩麹の効果を実感できる食べ方です。
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作り方:
- 下処理したホルモンに、重量の10%の塩麹と、すりおろしにんにく少々を揉み込みます。
- 冷蔵庫で30分〜1時間ほど寝かせます(これで驚くほど柔らかくなります)。
- フライパンや網で焼き、仕上げにたっぷりのブラックペッパーとレモン汁をかけて完成です。
- ポイント: 塩麹は焦げやすいので、弱火〜中火でじっくり焼くのがコツです。
2. 旨味の相乗効果「塩麹もつ煮込み」
味噌の代わりに塩麹を使うことで、スープが澄んだ上品な味わいになります。
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作り方:
- 鍋に水、酒、生姜スライス、下茹でしたホルモン、大根、ごぼうを入れて煮込みます。
- 具材が柔らかくなったら、塩麹で味を整えます。
- 最後に長ねぎの小口切りと七味唐辛子を添えてください。
- ポイント: 塩麹の酵素は加熱で失われますが、旨味(アミノ酸)はしっかり残るので、煮込み料理にも最適です。
3. おつまみに最適「ホルモンと季節野菜の塩麹炒め」
パプリカやアスパラなど、彩りの良い野菜と合わせる一品です。
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作り方:
- 塩麹で下味をつけたホルモンを炒めます。
- 火が通ったら、野菜を加えて強火でサッと炒め合わせます。
- 塩麹だけの塩気で足りない場合は、ほんの少し醤油を垂らすと香ばしさが加わります。
豆知識:麹の力
塩麹に含まれる酵素「プロテアーゼ」が、ホルモンの繊維をバラバラにしてくれるため、噛み切りにくい部位(シマチョウなど)も非常に食べやすくなります。