米粉は小麦粉に比べて油を吸いにくく、サラッとしつつも自然なとろみがつくのが特徴です。そこにラードの旨味と牛脂の濃厚な甘みを掛け合わせることで、市販のルーに負けない奥深いコクを生み出します。
🍛 米粉・ラード・牛脂の自家製スパイスカレー(4〜5人分)
1. 材料
【旨味のベース(自家製ルーの素)】
- 米粉: 大さじ4(約36g)
- ラード: 20g
- 牛脂: 20g(スーパーの牛脂なら2〜3個分。細かく刻んでおく)
- カレー粉: 大さじ2(お好みの市販の缶入りスパイスでOK)
【具材と煮込み用】
- お好みの肉(牛肉や豚肉): 300g
- 玉ねぎ: 大(1.5個〜2個) ※みじん切り、または薄切り
- にんにく・生姜: 各1片(みじん切り、またはすりおろし)
- トマト缶(ダイス): 1/2缶(約200g)
- 水: 600ml
- 塩: 小さじ1.5〜2(味を見ながら調整)
- 隠し味(お好みで): 醤油 大さじ1、ウスターソース 大さじ1、蜂蜜 小さじ1
2. 作り方
① 飴色玉ねぎと肉を炒める
- 鍋に分量外の油(またはラードを少し)を熱し、にんにく、生姜、玉ねぎを炒めます。玉ねぎがしっかりした脱水状態になり、茶色(飴色)になるまでじっくり炒めるのがコクを出す最大のポイントです。
- 肉を加えて表面に焼き色がつくまで炒め、トマト缶を投入します。水分が飛んでペースト状になるまでさらに炒めます。
② 煮込む
- 水(600ml)を加え、沸騰したら弱火にします。
- アクを取りながら、肉が柔らかくなるまで15〜20分ほど煮込みます。
③ 別鍋で「米粉スパイスルー」を作る(重要)
💡 ポイント: 米粉は小麦粉のように事前にしっかり炒めて「ブラウンソース」にする必要はありませんが、ラードと牛脂の香ばしさを米粉にまとわせ、スパイスの香りを油に引き出すために別工程で行います。
- 小さめのフライパンにラードと刻んだ牛脂を入れて弱火にかけます。牛脂からじわじわと脂を絞り出し、残ったカリカリの脂の塊(かす)は取り除きます。
- 火を極弱火にするか一度止め、米粉を加えてよく混ぜ合わせます(サラッとしたペースト状になります)。
- 再び極弱火にかけ、焦がさないように混ぜながら1分ほど火を入れます。
- カレー粉を加え、弱火のまま30秒〜1分ほど炒め合わせて香りを立たせます。香りがグッと立ったら火を止めます。
④ 仕上げ・とろみ付け
- ②の煮込み鍋の火を一度止め、③の「米粉スパイスルー」を少しずつ加えながら全体をよく混ぜ合わせます。米粉はダマになりにくいですが、スープになじませるように混ぜてください。
- 塩、お好みで醤油、ウスターソース、蜂蜜などの調味料を加えます。
- 再び弱火にかけ、混ぜながら5分ほど煮込みます。米粉にしっかり火が通ることで、とろみが安定し、ラードと牛脂のコクが全体に一体化します。味を見て足りなければ塩で調えて完成です!
💡 さらに美味しく作るためのワンポイント
- 牛脂のポテンシャル: スーパーでもらえる無料の牛脂でも十分美味しいですが、和牛専門店などで手に入る良質な牛脂を使うと、特有の甘い香りが格段にアップします。
- とろみの調整: 米粉の種類(製菓用、上新粉など)によってとろみの付き方が若干変わります。もしサラサラしすぎていると感じたら、同量の水で溶いた米粉を少しずつ加えて煮足してください。逆にドロッとしすぎた場合は水を少し足せばOKです。
- 寝かせるとさらにコク深く: 小麦粉不使用のため、冷めてもテクスチャーが重くなりすぎず、翌日温め直すとラード・牛脂の旨味が肉や野菜に染み込んでさらに深い味わいになります。
市販のルーにありがちな重たさがなく、キレがあるのに濃厚な仕上がりになります。