2026年5月17日日曜日

鶏のボーンブロス(骨スープ)のつくり方

 鶏のボーンブロス(骨スープ)は、鶏の骨や関節からじっくりと旨味とコラーゲン、アミノ酸を抽出する、非常に栄養価の高いスープです。

 ​家庭でも手軽に作れる、基本のレシピと失敗しないコツをご紹介します。

​鶏のボーンブロスの基本レシピ

​■ 材料(作りやすい分量)

  • 鶏の骨(手羽先、手羽元、鶏ガラなど): 計 500g〜1kg
    • ※手羽先や手羽元を使うと、関節部分にコラーゲンが豊富に含まれているため、冷やしたときにとろっとした極上のゼラチン質になります。
  • 水: 1.5L〜2L(骨がしっかり浸かる量)
  • 生姜: 1片(スライス)
  • にんにく: 1〜2片(軽く潰す)
  • 長ネギの青い部分: 1本分
  • お酢(またはレモン汁): 大さじ1〜2
    • ※お酢を入れることで、骨からカルシウムやミネラル、コラーゲンが溶け出しやすくなります(酸味は煮込むうちに飛びます)。

​■ 作り方

​1. 骨の下処理(ここが一番重要です)

 ​スープを濁らせず、上品で臭みのない仕上がりにするための大切なステップです。

  • ​鍋に骨とたっぷりの水(分量外)を入れて強火にかけます。
  • ​沸騰してアクが大量に出てきたら、1〜2分煮立たせてから一度お湯をすべて捨てます
  • ​骨を流水できれいに洗い、血合いや黒い塊(内臓の残りなど)を取り除きます。

​2. じっくり煮込む

  • ​きれいに洗った鍋に、下処理した骨、水、生姜、にんにく、長ネギ、お酢を入れます。
  • ​強火にかけ、沸騰直前で弱火に落とします。
  • ​表面が「ポコポコとわずかに波打つ程度」の弱火(微沸騰)をキープしながら、最低でも3時間、できれば4〜6時間じっくり煮込みます。
  • ※途中、水分が減って骨が頭を出してきたら、その都度ひたひたになるまで水を足してください。

​3. 仕上げ・保存

  • ​スープが黄金色、または少し白濁してコクが出てきたら火を止めます。
  • ​ザルやキッチンペーパーでスープを漉(こ)し、骨や野菜を取り除きます。
  • ​完全に冷ましてから保存容器に入れます。冷蔵庫で冷やすと、表面に白い脂(鶏油)の層ができるので、すっきり仕上げたい場合はこれを取り除いてください(炒め物などに使えます)。

​失敗しないためのワンポイント

  • 絶対にグラグラ沸騰させない 強火で激しく沸騰させると、骨の脂と水分が乳化してスープが激しく濁り、雑味が出やすくなります。「静かにコトコト」が鉄則です。
  • 味付けは「後から」 煮込み時は塩などの調味料は一切入れません。シンプルに抽出することで、料理に使う際の汎用性が高くなります。飲む直前に塩やブラックペッパー、お好みのハーブで味を調えてください。

 ​冷温を保てる電気鍋や、保温機能(スロークッカー機能など)がある調理器具をお持ちであれば、火加減を気にせず放置できるのでさらにお手軽に作れます。

 ​まずはそのままスープとして召し上がるか、料理のベースとして活用してみてください。味の深みに驚くと思います。