トリガーポイントと筋肉連鎖 GAIABOOKS より 引用します。
表層部にある足の内在筋 |
深層部にある足の内在筋 |
下腿の深層筋 |
脛の表層筋 |
ふくらはぎの筋 |
引用ここまで
足関節(または距腿関節)は、足の骨と下腿骨を結んでいる関節単位です。ヒトが立位と2足歩行に適応進化したため、足部の静力学と歩行の展開において重要な役割を果たすようになりました。
距腿関節を動かし安定化させうる筋は、すべて多関節筋であり、それは足のすべての運動を行います:いかなる筋も距骨には付着しません。いかなる筋も、足根骨の第1列には付着しないのと同じように。
運動筋は距踵舟関節、および距骨下関節を介して、距腿関節に作用します。
運動筋は、4つの群に分類されます。
- 前方筋群(背屈筋)
- 外側筋群(底屈筋と外返し筋)
- 内側筋群(内返し筋)
- 後方筋群(底屈筋と内返し筋)
(内側筋群と後方筋群は、《表層後方筋群》と《深層後方筋群》として記載することもできます)
※参考文献: 図解 関節・運動器の機能解剖 下肢編 共同医書出版社
安部塾では、足まわりと下腿まわりを、ボディローラーミニとリラクゼーションボールでほぐします。面白いことに、真っ先に首の緊張が抜けます。足関節と顎関節は相互に影響を与えあっているからです。首が楽な人の体重は、足の母趾と2趾の真中のラインに落ちています。首が苦しい(硬い)人は、小指側のラインにに重心が落ちてしまうため、身体のバランスを取りにくくなります。首が楽な人は脛骨に、苦しい人は腓骨に乗っています。
足首のアライメントが崩れてしまうと、膝関節→股関節→脊柱と身体バランスの連鎖が崩壊します。もちろん、肩関節→肘関節→手関節への連鎖も崩れます。
地道に足まわりの機能を改善すると、多方面に好影響があります。