特に、普段からぬか床の乳酸菌や栄養素を意識されている方には、たまごのタンパク質が加わるこのレシピは非常に相性が良いはずです。
基本の作り方
- たまごを茹でる
- お好みの硬さで大丈夫ですが、ぬか床を汚さないためには「固ゆで」または「8〜9分程度の半熟」が扱いやすくておすすめです。
- 殻をむく
- 茹で上がったら冷水に取ってしっかり冷やし、殻をきれいにむきます。
- 水気を拭き取る(重要!)
- 余分な水分はぬか床を傷める原因になります。キッチンペーパーで表面の水分をしっかり拭き取ってください。
-
漬ける
- ぬか床に直接埋め込みます。表面がしっかり隠れるように覆ってください。
- 漬け時間の目安: 冷蔵庫で 半日〜1日程度。
- 取り出して洗う
- ぬかを指で優しく落とし、さっと水洗いして完成です。
ぬか床を汚さないためのコツ
たまごを直接入れると、どうしてもぬか床に動物性タンパク質の匂いが移ったり、傷みが早くなったりすることがあります。それを防ぐための「プロの小技」をご紹介します。
- ガーゼやキッチンペーパーで包む たまごを薄いガーゼやキッチンペーパーでくるんでから、その上からぬかを被せるようにすると、たまごに直接ぬかが付着せず、ぬか床も清潔に保てます。
- 「捨てぬか」で別容器にする 小さなタッパーに少しだけぬか床を分けて、その中でたまご専用に漬ける方法です。これなら本番のぬか床に影響が出ないので安心です。
おすすめの食べ方
- 燻製風に: 漬け上がったたまごに少しオリーブオイルを垂らすと、ワインやビールに合う最高のおつまみになります。
- サラダのトッピング: 独特の塩気と旨味があるので、ドレッシングを控えめにしたサラダによく合います。
注意点:殻付きのまま漬けるのはおすすめしません。
せっかくのぬか漬けですが、殻のままだと以下のようなデメリットがあります。
- 味が浸透しない: たまごの殻はカルシウムの強固な壁なので、ぬかの旨味や塩分が中まで届きません。
- 衛生面のリスク: ぬか床は菌が活動する場所です。殻の表面には目に見えない雑菌がついていることがあり、そのまま長時間漬け込むと、ぬか床全体のバランスを崩したり、腐敗の原因になったりすることがあります。
- 食感: 殻付きで漬けても、中身はただのゆで卵のままになってしまいます。
「どうしても殻を剥くのが面倒…」という時の代替案
もし殻を剥く手間を減らしたい、あるいは別の風味を楽しみたい場合は、以下の方法を試してみてください。
- ひびを多めに入れる(非推奨) 殻全体に細かくひびを入れて漬ける方法もありますが、これでも味の入りはムラになりますし、殻の隙間からぬかが入り込んで食べる時にジャリジャリしてしまうため、あまり効率的ではありません。
- うずらの卵(市販の水煮)を使う これなら最初から殻が剥けていますし、ぬか床にポイポイ入れるだけで、おつまみに最適なサイズがすぐに作れます。
- 「生卵」を殻ごと凍らせる(ぬか漬けとは別物ですが) 最近流行の「冷凍卵」を解凍して黄身だけをぬかに漬ける方法はありますが、これも殻は外します。
たまごのぬか漬けの最大の魅力は、ぬかの成分が白身のタンパク質に反応して、チーズのような「ねっとり感」に変わることです。
必ずつるんと殻を剥いてから漬けて、その変化を楽しんでみてください。