昨日・今日の新宮校ワークショップは、「美しい顔になる効果」で定評がある「内側翼突筋ほぐし」で盛り上がりました。実際、顔を下方向に引っ張られなくなるため、ほうれい線が目立たなくなりすっきりし、血流が改善して肌が潤い、トーンが明るくなります。
頭蓋全体の機能的統合、そして審美的な統合を図ることで、顔貌(目・口・鼻などの形・配置を含めた顔の様子)は、本来のその人がもつ美しい姿に近づくことができます(当人比)。
内側翼突筋 |
内側翼突筋ほぐし |
内側翼突筋ほぐしは、その卓越した効果から、女子受けがよいです(笑)。私的には、姿勢改善の要となる必須エクササイズですので、やってくれるなら万々歳です。
アナトミー・トレインー徒手運動療法のための筋膜経線 第4版 医学書院 より引用します。
下顎骨を頬骨弓から引き上げる咬筋と、蝶形骨の下側から持ち上げる翼突筋は、下顎角の部分でスリングを形成し、口内底部に接続する。側頭筋は下顎骨を通る一部のラインが機械的に接続しているだけで、側頭骨上の広範な付着部から下顎骨鈎状突起を上方に真っすぐ牽引し、その膜は帽状腱膜の下で頭蓋を冠状に越えて走る。帽状腱膜はSFL、SBL、LTL、SPLに関与する頭蓋の筋膜である。
下から見ると、2つの内側翼突筋とともに機能する2つの咬筋で 形成された下顎骨枝に不可欠なスリングがはっきりとわかる。 |
DFLの上部範囲には、外側の咬筋と内側の内側翼突筋で形成するスリングと、 SBLの帽状腱膜下で頭上ループのように越える側頭筋由来の膜が含まれる。 |
■手順(参加者復習用、いちばん上の図を参照)
①口を開ける。
②上歯に沿って、奥に指を進める。
③側頭筋が付着する下顎骨の筋突起を感じる。
④指をそれと歯の間で、さらに奥へと進める。
⑤上歯の臼歯の後ろにある内側翼突筋を探す。
⑥外側に置く手は方向づけに役立て、アーチ下で頭蓋骨の骨ばった組織を感じる。
⑦立体的に三次元でイメージして、内側翼突筋に触れる。
⑧内側翼突筋中の索状硬結を触知し、直径2-3mmのトリガーポイントを見つける。
⑧内側翼突筋中の索状硬結を触知し、直径2-3mmのトリガーポイントを見つける。
■内側翼突筋の作用
・下顎挙上
・片側の収縮は下顎の反対側偏位を生じる
大阪・名古屋・神戸のワークショップで解説することにしました。