2023年1月5日木曜日

腰痛とお腹ほぐし。腹部に熟練した施術を行うと、精神の動揺を効果的に鎮めることができる。

 ビジュアルで学ぶ筋膜リリーステクニック2 医道の日本社 より引用いたします。

 あなたは「お腹の虫の知らせ」を感じたことはあるだろうか?

 なぜかわからないが、何かを確信している感覚のことだ。施術者としては次のような疑問が浮かぶかもしれない。なぜ「お腹の」虫の知らせと呼ぶのだろうか?

 確信の本能的な感覚は、昔から腹部と関連している。これは英語圏だけの話ではない。フランス人もこの種の本能的なことを「visceral」と言い、日本人も感情や言葉を腹におさめることを「腹芸」と言い、ドイツ人は「Bauchgefuhl」を用いる(文字通り「腹部の感覚」という意味)。

 本能的な確信のほかにも、腸は他の多くの心身現象と関係している。なぜ私たちは胃がストレスで「キリキリする」と言うのだろうか? 興奮したり心配している場合、「腕が落ち着かない」とは言わない。なぜ「胃が落ち着かない」と言うのだろうか?

 心臓とともに、腹部は、他の部位よりも感情的、精神的、心理的状況によく関連するようである。身体の情動反応における内臓の重要な役割を理解すれば、マニュアルセラピストの施術で役立つ。37-38P

 副交感神経系の「安静と修復」、ストレス、恐怖、トラウマを活性化する交感神経系の「闘争または逃走」を鎮めて制御する。

 迷走神経の軸索の約80%が求心性(情報は内臓から脳に運ばれるという意味)であるため、脳が腸に影響を及ぼす以上に腸は脳に影響を及ぼす。これは腹部のマニュアルセラピーが、少なくとも、非侵襲的に、優しく行われる場合、特に鎮静作用があるように思える理由かもしれない。腹部に熟練した施術を行うと、精神の動揺を効果的に鎮めることができる。38-39P

 引用ここまで

 昨日の記事に書いた通り、いわゆる腰痛症は、扁桃体の活動の増加と、背外側前頭前野の活動の減少によって生じるとされます。とはいえ、具体的にどうすればいいかといえば、お腹をほぐすのがよいというのが現実的だと思います。

 安部塾では、ボールなどを用いて、非侵襲的なセルフケアを行います。

お腹ほぐし(ボール)

2023年1月の各地のワークショップで解説いたします。

☆下関ワークショップ

1月7日(土)→ 詳細

 

 機能運動学大牟田サークル

1月8日(日) → 詳細

 

☆新宮校ワークショップ(祝日)

 1月9日(月) → 詳細

  

☆東京ワークショップ

1月13・14・15 日(金・土・日)→ 詳細  

 

☆大阪ワークショップ

1月26日(木)→ 詳細

 

☆名古屋ワークショップ

1月27日(金)→ 詳細

 

☆神戸ワークショップ

1月28日(土)→ 詳細