本日の新宮校ワークショップで、腸骨稜テクニックと第12肋骨テクニックを解説しました。参加者大喜び(笑)。
多裂筋・腸骨肋筋・胸最長筋・外腹斜筋・内腹斜筋 |
赤いゾーンと紫のゾーンを、手技と呼吸を用いてほぐしていきます。
腸骨稜・上前腸骨棘・第12肋骨 |
表層筋がほぐれてきたら、多裂筋にアクセスします。
多裂筋解説 |
参加者の感想……「首が楽になった」。
なぜ、首が楽になるかというと、
図説 AKのテクニック エンタプライズ刊 |
「上部脊椎と下部脊椎は同期的に機能している」という関係性を、AK(アプライド・キネシオロジー)では「ロベットブラザー(兄弟椎)」と呼びます。「同方向」と「反対方向」の2種類の同期があります。
①同方向同期(上部頸椎と下部腰椎は同じ方向へ変位する)の例:頸椎2番が右回旋→対応する腰椎4番も右回旋。
②反対方向同期(頸椎の4番目以降は逆方向へ変位)の例:頸椎4番の歪みが右回旋→対応する腰椎2番は左回旋。
「腸骨と側頭骨」「尾骨と蝶形骨(または外後頭隆起)」「仙骨と後頭骨」にも、この関係がみられます。第3頸椎と第3腰椎、軸椎(第2頸椎)と第四腰椎、環椎(第1頸椎)と第5腰椎という感じでバランスしており、後頭骨と仙骨、蝶形骨と尾骨もバランスしているということです。
もうおわかりかと思いますが、「頸椎1番と腰椎5番」に腸骨稜テクニックで、「頸椎6番と胸椎12番」に第12肋骨テクニックでアプローチしていった結果、首が楽になったという展開です。講座で話した通り、「うまくやれば、頭部前方位姿勢が劇的に改善!」という展開となります。
各地のワークショップで解説いたします。