ファッシャル・リリース・テクニック 医道の日本社 14Pより引用いたします。
他のネットワークと比較すると、筋膜ネットワークは伝達速度が格段に速い。神経系の時速241.4㎞に対して、筋膜の機械的情報伝達速度は時速1159㎞である。しかし、神経系、脈管系よりも反応は遅い。筋膜の矯正の反応は、数秒単位、数分単位ではなく、日単位や週単位で測られる。筋膜は外からの変化を受け入れるのに時間を要するが、一度起こった変化を保持する。このため、筋膜網は、急性の症状ではなく、多くの慢性的な症状の原因となっている。
腫れ上がり、損傷した組織に回復を促すタンパク質は、炎症反応として、最終的には繊維化の増加、身体の層の間の動きの喪失、血流とリンパ液の流れを妨げる間質性の要素である「粘性」へとつながることがある。
不適切に短縮した筋膜や弛緩によって引き起こされた慢性的な緊張は、神経筋トリガーポイントへとつながり、その逆も同等に真実である。不安や仕事上での乱用、不使用、酷使、過度の使用などによって筋膜の厚さが増すことがある。
つまり、多くのアプローチが神経筋筋膜網への治療介入においては重要であり、構造的アンバランスに対する短期的、長期的治療の両方において、筋膜という要素を考慮する必然性があるという科学的根拠がそろっている。
引用ここまで
筋膜は、機械的ストレスと内部環境の変化で分化し線維化します。線維化した部分は、流動性が低下します。
健康な筋膜と不健康な筋膜 |
長時間、不良姿勢をとり続けたり、長期間、精神的なストレスにさらされたり、過度な運動や労働をやったりといった生活をした場合、同じくらいの手間をかけて修復を試みる必要があります。
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