今日のKANON塾生講座は、呼吸時の肋骨の動きの解説でした。肋骨(胸郭)と背中の中央部がこわばってしまうと、動きのバランスを崩す素因となります。肋骨の間の筋肉が過剰に緊張し、肋骨の動きを意識しながら息を吸うことで、背中や胸郭のこわばりがほぐれます。
肋骨の動き |
今日は、骨盤中間位(ニュートラルポジション)での呼吸のコントロールの練習をしましたが、一般的には軽度骨盤後傾位で行います。
●呼吸のリラックス
仰向けに寝て、股関節と膝関節を90°屈曲位置にします。骨盤は腰椎を平坦にするために軽度後傾させ、背筋群をリラックスさせます。
①息を吸う:肺の拡張を大きくし、胸郭の後面と側面の動きを増すように意識します。横隔膜の下降を増すために、上腹部(みぞおち)をリラックスさせます。
②息を吐く:吐き初めに腹横筋下部繊維(下腹)を引き締めます。吐き終わりに背筋群は完全にリラックスし、胸骨は脊柱に向かって背面に下がります。
息を吸うとき、おおよそ第6~12肋骨の位置に息を吸うように意識します。日除けブラインドを通して肺の中に光を入れるように、後ろと横の肋骨が広がるのをイメージします。