2026年7月17日金曜日

「甘口塩麹」のつくり方

​ 通常の塩麹作りでは「乾燥米麹」と「塩」と「水」を混ぜて作りますが、おかゆ(炊いた米)を加えることで、より甘みが強く、角の取れたまろやかな塩麹に仕上がります。


 ​この方法は一般的に「甘口塩麹」「米麹多めの塩麹」とも呼ばれ、発酵がよりスムーズに進みやすくなるというメリットがあります。

​おかゆで作る塩麹の作り方(目安)


 甘酒作りの行程と似ていますが、そこに塩を加えるイメージです。

​材料の目安

  • :1合分(炊いておかゆにする)
  • 米麹:200g〜300g(お好みで増やすとより甘みが強くなります)
  • :60g〜80g(総重量の10〜12%程度を目安に調整してください)
  • :適量(おかゆを炊く際の水の量で調整します)


手順

  1. おかゆを炊く:お米を水多めで炊き、柔らかいおかゆを作ります。
  2. 温度を下げる:炊き上がったおかゆを、60度以下(人肌程度)まで冷まします。※熱すぎると麹菌が死んでしまうので、ここが最も重要なポイントです。
  3. 混ぜ合わせる:麹をほぐして加え、塩も加えてよく混ぜます。
  4. 発酵
    • 常温の場合:清潔な容器に入れ、1日1回かき混ぜながら、夏場なら3〜5日、冬場なら1週間ほど待ちます。
    • ヨーグルトメーカーの場合:60度で8時間程度セットします。これが最も確実で美味しく仕上がります。
  5. 完成:麹の粒が柔らかくなり、ほんのり甘い香りがしてきたら完成です。冷蔵庫へ移してください。


​なぜ「おかゆ」を使うと良いのか?

  • 酵素の活性化:おかゆ(糊化したデンプン)は、麹菌の持つ酵素(アミラーゼ)が非常に分解しやすい状態です。そのため、通常よりも短時間でデンプンがブドウ糖に分解され、自然で深みのある甘みが引き出されます。
  • 質感が滑らか:乾燥麹を水だけで戻すよりも、おかゆを使うことでペースト状に馴染みやすく、料理に絡めやすくなります。
  • 失敗が少ない:米麹の持つ力だけでなく、炊いた米の栄養分も加わるため、発酵が力強く進みます。


​注意点

  • 雑菌の管理:おかゆを使うと水分と栄養分が豊富になるため、発酵中や保存中は特に清潔なスプーンを使い、冷蔵保存を徹底してください。
  • 塩分濃度:おかゆの水分量を含めて計算するため、少し塩を強めに効かせると保存性が安定します。