2019年12月17日火曜日

「すり足」を練ることで、通常の歩行が変わります。

先日の東京で、「すり足」をやりました。
地味過ぎて、まったく再生数が伸びていませんが、ある意味もっとも大切な動きだと言えます。以前、かなりブームになったので、ご存知の方も多いかと思います。

→ 大腰筋に効く「すり足」

要は、「かかとを床から離さない」のですが、これがなかなか難しいのです。10年くらい練習すると、なんとなくわかってくるかと思います。ひざを軽く曲げた姿勢を保ち、支脚にやや重心をかけ足趾で床をしっかりつかみます(舞の足)。そして反対側の脚で床を擦るように一歩前に出します。浮いてないので歩行分析でいうところの「遊脚」ではなくなるのが面白いところだと思います。頭は決して上下しません。「出て行く足に体が乗っかるように全体的に動くこと。腰は安定させて、足裏を見せないようにじっくりと歩くこと」という口伝があります。

すり足をじっくり練習してから通常の歩き方で歩くと、歩行が変わります。何がどう変わるかは、実際に体験するしかないと思います。

今月の残りも引き続き、和の身体操作の解説をしていきます。